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山本章嗣教授が参加する共同研究論文がJBCにオンライン掲載

J._Biol._Chem.-2016-Burana-jbc.M115.710707 1東工大の駒田教授を中心とする共同研究に、本学アニマルバイオサイエンス学科の山本章嗣教授が参加し、カベオラからエンドソーム・リソソームへの輸送機構の 一端を明らかにしました。

カベオラは、細胞膜のフラスコ型の凹みで、受容体などのタンパク質が集められ、エンドソーム・リソソームへ輸送され分解されるこ とが知られていましたが、その機構は今まで明らかにされていませんでした。本研究では、カベオラ膜のカベオリンとVCP/p97 -ATPaseとの両方に結合する、アンキリン-リピートタンパク質;Ankerd13を見出しました。その結果、Ankerd13は、ユビキチン結合モチー フを持ち、カベオラのユビキチン化カベオリン集合体と結合してVCPをリクルートし、カベオリン集合体を解離させ、エンドソームへの輸送を可能にしている ことが明らかになりました。

Title: Ankrd13 Family of Ubiquitin-interacting Motif-bearing Proteins Regulates VCP/p97-mediated Lysosomal Traffic of Caveolin-1. JBC on-line publication,2016.1.21  doi/10.1074/jbc.M115.710707
Daocharad Burana, Hidehito Yoshihara, Hidetaka Tanno, Akitsugu Yamamoto, Yasushi Saeki, Keiji Tanaka and Masayuki Komada