×

西先生の論文が、生命研究の潮流を読み解く「別冊日経サイエンス」に収録

IMG_1387別冊日経サイエンス「生命解読-分子生物学の30年」(中西真人編)が2015年10月に発刊され、その中に本学の西義介教授の論文が収録されています。

分子生物学の進展によって生命科学分野の研究は飛躍的に進展しましたが、このジャーナルでは、フランシス・クリックがノーベル賞受賞の4年後に執筆した「遺伝暗号」から、最近注目されているCRISPRまで、医療や医薬に関わるテーマを中心に生命研究の潮流を読み解く16編の論文が収録されています。

西先生の論文は「人の抗体を作るトランスジェニックマウス」で、遺伝子ターゲティングと酵母人工染色体の技術で、「ゼノマウス(XenoMouse)と名付けられたヒト型の抗体を作るトランスジェニックマウス創製について紹介したものです。編者のまえがきでは、「非常に難しかった特殊なマウスの開発の道筋がドラマティックに紹介されていて非常に読み応えがある」、「その後の進展に関しては著者の寄稿により新たに1ページを加えた。今回の別冊でも、特に注目したい記事である」と評価されています。

なお、この別冊に収録された16編の論文の著者のうち、7人がノーベル賞受賞者で、日本人は西先生お一人です。

発行:日経サイエンス社(本体価格2,000円+税)