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岐阜県立大垣東高等学校 連携実習(2011年5月14日)レポート

 長浜バイオ大学では、高大連携事業として、大学独自事業によるバイオサイエンス連携実習を実施しております。本事業では、実験に関わる全ての試薬と機材を高等学校へ持ち込んでの実施しております。
 今回の実施校である岐阜県立大垣東高等学校は、一昨年度より本学との高大連携事業による連携実習を行っており、本年度も5月14日(土)の10時〜15時30分の間で実験講座を実施いたしました。

 実習の内容は、(社)農林水産先端技術振興センター(STAFF)が所有する特許「DNA配列多型によるブタの品種識別法(第3116049号)」について実施許可を頂き、長浜バイオ大学が高校生にも分かりやすいように教材化したものです。

 今回受講していただいた生徒は、普通科と理数科の高校3年生16名です。
 高校の生物実験室で行いました。
 最初に講義をしてDNAや遺伝子などの復習をしてから、今日の実験であるDNA鑑定実習について学びます。

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 そのあと、ブタDNAを各自に渡します。今回は、渡したDNAがどの品種になるか分からないようにしてあり、実験の最後に答え合わせをします。
 実験の第一段階は、手動PCRでそれぞれのブタのDNAから品種鑑定に関わる遺伝子の一部を増やす操作です。ここまではみんな完璧です。

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 第二段階では、増やしたDNAを制限酵素で処理して分解します。うまく分解できたか電気泳動で調べますが、このときのパターンで品種鑑定ができます。それぞれ、出たパターンと見本のパターンを見比べて、それぞれのブタDNAがどの品種であったかを調べました。今回の実験では、みんな品種を当てることができました。

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 最後に、大学より修了証をお渡しして終了です。受講いただいきました生徒の皆様、ご協力いただきました諸先生方、ありがとうございました!

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 長浜バイオ大学では、上記以外にも様々な高大連携事業を展開しております。本連携にご興味をお持ちの先生、生徒へ最先端の生命科学に関する知識を触れさせたいとお考えの先生は、下記までご連絡くださいますようお願い申し上げます。この機会に高大連携してみませんか。

連絡先: 長浜バイオ大学 高大連携事業推進室
             TEL:0749-64-8100  FAX:0749-64-8140
             E-mail:kodai@nagahama-i-bio.ac.jp

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