×

ブロモペルオキシダーゼへのC末端オリゴペプチド付与が有機溶媒安定性に寄与することを見いだす

有機物に臭素原子を導入できるブロモペルオキシダーゼは、合成化学での利用が求められている酵素の1つでありますが、有機化学で酵素を活用するためには、有機溶媒に耐性を持つ酵素を作り出す必要があります。本研究では、C末端への親水性オリゴペプチドの付与が、ブロモペルオキシダーゼの有機溶媒安定性の向上に寄与すること見出しました。

Effect of attaching hydrophilic oligopeptides to the C-terminus of organic solvent-tolerant metal-free bromoperoxidase BPO-A1 from Streptomyces aureofaciens on organic solvent-stability.

本学の知名秀泰助教が大阪公立大学の荻野博康教授と行った共同研究の成果が、 Biochem. Biophys. Res. Commun. の640巻142-149(2023)(DOI: 10.1016/j.bbrc.2022.12.012)に掲載されました。