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夫婦の絆はどれだけ強い?フクラガエルの謎を解く

アニマルバイオサイエンス学科の倉林敦准教授と、広島大学 両生類研究センターの古野伸明准教授、逸見敬太郎研究員らは共同で、フクラガエルが繁殖行動の際に用いる「糊」の特徴を明らかにし、フクラガエル糊の長年の謎について、その一端を解明しました。

体が風船のように丸く愛らしいフクラガエル類は、日本でもペットとして人気があります。メスが大きくオスが小さいため、繁殖行動の際には糊状の粘液を出して雌雄が接着するという奇妙な特徴を持っています。この特徴は60年以上前から知られていましたが、糊を人工的に分泌させることができなかったため、研究は進んでいませんでした。今回、倉林准教授らはフクラガエルの皮膚に電気刺激を与えることで、糊粘液を採取することに成功しました。

今回の成果は、国際科学雑誌「SALAMANDRA」58巻1号43-51ページ(2022年2月15日)に掲載され、同雑誌の表紙も飾っています。

詳しくは共同プレスリリースをご覧下さい。