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植物由来の天然物から多様な生理活性物質への骨格転移反応の機構を解明

ハナショウガの根茎に多量に含まれているセスキテルペンのゼルンボンから、塩酸触媒により様々な骨格転移化合物が得られました。これらの生成物やその反応中間体の詳細な構造解析から、骨格転移反応のメカニズムが明らかになり、セスキテルペノイドに関わる未知の生合成経路の理解に貢献しました。

Brønsted acid-induced transannulation of the phytochemical zerumbone

本学の河合靖教授と近畿大学の北山隆のグループによる共同研究の成果が、イギリス王立化学会のOrganic & Biomolecular Chemistryに2021年11月13日付でオンライン掲載されました(2021年19巻10444-10454頁)。