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メダカはインド亜大陸に乗ってやって来た

琉球大、東北大、長浜バイオ大、和歌山高専、神戸大、OIST、国際農研ら国内外の20の研究機関から成る国際共同研究チームによる研究成果が、生物学の学術雑誌「Biology Letters」誌に掲載されました。本学からはアニマルバイオサイエンス学科の竹花佑介准教授が参加しています。

童謡「めだかの学校」に謡われるように、メダカは日本人に馴染みの深い魚の代表格と言えます。日本のメダカ(ミナミメダカとキタノメダカ)を含むメダカ科魚類は、これまでに37種が知られており、東南アジアを中心に、西はインドから東は日本列島まで広く分布しています。しかし、メダカ科魚類の共通祖先が、いつどこで誕生したかについては、これまで明らかになっていませんでした。

今回は、世界中からメダカ科魚類を収集し、網羅的系統樹の推定に成功しました。メダカ科魚類の共通祖先はインド亜大陸に起源し、ユーラシア大陸に衝突した後にアジアに分布を拡大していきました。メダカの共通祖先は、インド亜大陸上で、恐竜たちも絶滅した中生代末の大量絶滅を生き残ったと考えられます。

詳しくは共同プレスリリースをご覧下さい。