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マイトクリプタイド-2の自然免疫系における役割の一端を解明

向井教授らが発見した一群の新規好中球活性化ペプチドの一つであるマイトクリプタイド-2 (MCT-2)は、組織が傷害を受けると血中に放出されると考えられていますが、そのMCT-2がまずFPR2受容体を活性化し自然免疫応答を惹起した後、血中で分解されることによりMCT-2(1-4)となり、今度は別の受容体FPR1を活性化し、損傷治癒に関わる可能性があることが明らかになりました。

Mitocryptide-2: Identification of Its Minimum Structure for Specific Activation of FPR2–Possible Receptor Switching from FPR2 to FPR1 by Its Physiological C-terminal Cleavages.

本学の向井秀仁教授らによる研究成果が、International Journal of Molecular Sciences の2021年21巻8号4084ページに掲載されました。