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共同開発の梅酒「梅の酔」がフランスのコンクールで金賞を受賞

2021年3月30日~4月8日にフランス・パリで開催された「第15回フェミナリーズ世界ワインコンクール2021」で、地元の佐藤酒造株式会社と長浜バイオ大学が共同開発した「日本酒仕込みの梅酒 梅の酔(うめのよい)」が「日本リキュール部門」の金賞を受賞しました。

コンクールはワインの本場フランスでトップ5に入る世界的にも高い知名度を誇り、日本を始め世界中から毎年約5000アイテムのワインがフランスに集結します。最大の特徴が、世界中の女性ワイン専門家が審査員を務めることで、経験豊かな女性ソムリエ、女性醸造家、女性ジャーナリスト、女性シェフなど約600名が集まり、厳正なブラインド・テイスティング審査で評価します。外観、香り、味わいの計39項目で審査され、金賞に選ばれました。

フロンティアバイオサイエンス学科の向由起夫教授(地域連携・産官学連携推進室長)の研究室と長浜市の佐藤酒造株式会社は、2019年から梅酒の品質向上や品質維持・安定を目的とした共同研究を行っています。品質の分析に必要なデータを得るため、ウメの状態、配合、仕込み状況を変えた試作酒を作り分析を行う中で、理想の梅酒に仕上がる組み合わせを発見し、製法を確立しました。

スモモのような心地よく甘い香りとやわらかな口当たり、すっきりとキレの良い味わいが特徴です。コンクールを機に、ピンクを基調にした梅花をあしらったパッケージデザインに変更し、5月中旬から滋賀県内の酒販店で販売される予定です。