肺が無いアメリカサンショウウオ科のミトコンドリアにコードされるタンパク質遺伝子において、負の淘汰圧の減少が観察されました。この選択圧の緩みは、肺の欠失よりも、むしろ直接発生と関係があることが示されました。さらに、直接発生に関わる可能性がある正に選択されているアミノ酸座位が複数発見されました。
Patterns of Natural Selection on Mitochondrial Protein-Coding Genes in Lungless Salamanders: Relaxed Purifying Selection and Presence of Positively Selected Codon Sites in the Family Plethodontidae.
本学の掛橋竜祐特任助教と倉林敦准教授による研究成果が、International Journal of Genomics の2021年（4月10日付）論文番号 6671300として掲載されました。
また、これまでに爬虫類への寄生が知られていなかったマダニの1種・タカサゴキララダニ（Amblyomma testudinarium）がクサガメに寄生した初めての例を発見しました。
First record of Amblyomma testudinarium Koch, 1844 (Acari: Ixodidae) parasitising Reeves’ Pond Turtle, Mauremys reevesii (Gray, 1831) (Testudines: Geoemydidae), in Japan
本学の倉林敦准教授と大学院生神林千晶らによる研究成果が、Herpetology Notes 14: 613-615 に掲載されました。
