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キンギョの形態や体色の多様性と進化の謎をゲノム研究により解明

次世代DNAシーケンサーを使ってキンギョ27品種の全ゲノムシーケンス解析を行い、デメキンの出目やロングテール、ランチュウの背ビレ欠損の表現型に関連する遺伝子座を発見しました。ゲノム配列情報からキンギョの祖先種のサブゲノムの変化の度合いが異なる現象「非対称サブゲノム進化」が観察され、この現象とキンギョの多様性の関連が予想されました。

本学の大森義裕教授(当時大阪大学蛋白質研究所准教授)と米国国立衛生研究所、国立遺伝学研究所、愛知県水産試験場、大阪大学生命機能研究科、北里大学、京都大学理学研究科、国立環境研究所との共同研究の成果が Current Biology の2020年、Vol 30に掲載されました。また、6月22日号本誌の表紙に新潟のキンギョ品種「タマサバ」の写真が選ばれました。

https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(20)30548-0