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ミュータンス菌F型ATPaseには酸性適応の役割があることを示唆

本学の楊帆さん(博士課程前期課程)、岩本昌子准教授らによる研究成果が、「Arch. Biochem. Biophys.」(2019年666号、46-51ページ)に掲載されました。

論文のテーマは「F-ATPase; ATP synthase; proton pump; Streptococcus mutans; polyphenol; curcumin.」で、虫歯の原因となるミュータンス菌に色々なF型ATPase阻害剤を与えると酸性の培地で生育できなくなったことから、細胞膜のF型ATPaseには酸性適応のための役割があることが示唆されました。結核菌F型ATPaseに結合するベダキリンは、ミュータンス菌の酵素にも作用することも示されました。