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実験を体験し研究に触れたオープンキャンパス

8月18日に開催したオープンキャンパス、台風の接近も心配されましたが、当日は多くの高校生と保護者のみなさまにご参加いただきありがとうございました。今年度のオープンキャンパス【バイオ実験・実習編】は今回で終了となりますが、次回は9月22日(日)にオープンキャンパス【学科紹介編】として開催します。

参加者のみなさんを学生スタッフがJR田村駅でお出迎え。当日は受付開始時刻の前から、たくさんの参加者が集まってくれました。

<メイン会場のプログラム>

「バイオサイエンスの世界へようこそ」で蔡晃植学長は、利尻昆布から旨味成分グルタミン酸ナトリウムを抽出して化学構造を解析し「味の素」として売り出したエピソードや、縄文人のゲノム配列で顔の復元やゲノム多様性が低いことから小集団で生活していただろうこと、AIと工学デザイン技術でドローンを設計をさせたらムササビの骨盤そっくりの形になり進化の過程を実証できる時代になったことを紹介しながら、本学で学ぶバイオサイエンスを紹介しました。

 「先輩学生による大学生活と学びの紹介」は、杉野沙矢香さん(バイオサイエンス学科3年次生)と中本桃香さん(バイオサイエンス学科2年次生)が、本学を選択した理由と自らの充実した学生生活を紹介しました。「保護者向けプログラム」では、本学学生の進路状況と就職支援&学生生活サポートをそれぞれ担当職員が紹介しました。

<バイオ実験・実習プログラム>

DNA抽出とアガロースゲル電気泳動で遺伝子組換え大腸菌の判定、バイオ研究に利用される発光と蛍光を操っての生き物調べ、VR(仮想現実)でタンパク質の観察など6つの多彩なプログラムでバイオサイエンスの学びと研究を体感しました。

 遺伝子組換え大腸菌の判定

光を操って生き物調べ

VR(仮想現実)でタンパク質を観察

がん細胞を見る

生物の進化をDNAで再現

琵琶湖周辺の水生生物を観察

<学科紹介、臨床検査技師体験コーナー>

学科の教育プログラムの特色をパネルで紹介するとともに、各研究の研究を教員と学生が質問に答えながら熱心に説明、また、それぞれの学科で実際の実習機器を使用して簡単な実験を参加者に体験してもらいました。臨床検査技師体験コーナーでは、奈良県立医科大学附属病院で臨床検査技師として活躍している山田将太さん(2019年3月卒業)が肺活量検査を体験指導、超音波診断システムの体験も行いました。