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食と健康をテーマにした共同研究の推進などを視野に滋賀医科大学と包括協定を締結

学校法人関西文理総合学園長浜バイオ大学(滋賀県長浜市、学長:蔡晃植)と国立大学法人滋賀医科大学(滋賀県大津市、学長:塩田浩平)は、教育や研究での連携をさらに進める包括協定を、10月31日に締結しました。これに基づいて両大学で共同研究協議会を設置し、シンポジウムを定期的に開催することにしています。また、両大学の強み持ち寄り、「食と健康」をテーマにした研究の推進や、ディープラーニングやデータサイエンスの医療への応用などで地域への貢献をめざしています。

今回新たに締結した協定は、2008年に両大学が締結した「戦略的大学連携支援事業の共同実施に関する協定」の有効期間10年間の終了に伴い、より協力関係を発展させるために教育・研究に関する包括協定として締結したものです。

この間両大学は、新型インフルエンザについての共同研究、人体や脳のコンピュータグラフィック教材の開発や教員の相互交流などを進めてきました。今回の包括協定の締結に基づいて、両大学の共同研究を組織的に推進するための共同研究協議会を年内に設置することにしています。その中で、長浜バイオ大学が探索したヒトの健康に有用な物質を、滋賀医科大学の動物生命科学研究センターで霊長類を使った前臨床研究をするなど、食と健康をテーマにした研究を進めることにしています。また、長浜バイオ大学が持つディープラーニングやデータサイエンスなどの生命情報科学分野の知見を、滋賀医科大学と共同で医療分野に応用することなども期待されます。

 今後、医学を含むバイオサイエンス領域での協力、教育・研究に関する人的交流、定期的なシンポジウムの開催や地域住民とも一体となったイベントなども検討しています。