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霊長類だけに存在する遺伝子の転写成立過程の理解が進む

本学の松村研哉さん(2018年9月博士課程後期課程修了)、大島一彦准教授、白井剛教授らによる研究成果が、「Gene」(2018年、Vol. 678、ページ 318-323)に掲載されました。

論文のテーマは「Transcriptional activation of a chimeric retrogene PIPSL in a hominoid ancestor」で、RNA を介してエキソンが混成し、それに遺伝子重複が連動するという、新奇なメカニズムで誕生した霊長類特異的な遺伝子が、テナガザルでも転写されていることを証明しました。また、共通の転写調節機構が、各霊長類でおよそ2000万年も維持されていることが判明しました。

https://authors.elsevier.com/a/1XqpV1L~GAatvP