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8月開催オープンキャンパスのミニ模擬講義テーマ決定

8月4日(土)と18日(土)に開催するオープンキャンパス【バイオ実験・実習編】の、“ミニ模擬講義”のテーマが決定しました。4日はフロンティアバイオサイエンス学科の林誠先生が、長浜バイオ大学で学ぶ植物バイオテクノロジーの一つ、遺伝子組換え植物の原理と応用について講義します。18日はアニマルバイオサイエンス学科の小倉淳准教授が、ライフサイエンスの未来を担う新技術と生命情報科学ついて講義します。

【8月4日 ミニ模擬講義】

長浜バイオ大学で学ぶ植物バイオテクノロジー
〜遺伝子組換え植物の原理と応用〜
講師:林 誠教授(フロンティアバイオサイエンス学科)

長浜バイオ大学に新設されるフロンティアバイオサイエンス学科では、最新の植物バイオテクノロジーについて学びます。植物バイオテクノロジーとは生物学における最新の知識を利用してヒトに役立つ植物を作り出す技術のことを言います。

その一例が遺伝子組換え植物です。テレビのニュースでも取り上げられる遺伝子組換え植物ですが、みなさんの身近な存在であることを知っていますか?このミニ模擬講義では植物学概論や植物生理学、植物遺伝子工学などの講義で学ぶ遺伝子組換え植物の原理や応用の一端を紹介します。

本学では講義だけでなく植物を使った多くの実験実習を行っており、遺伝子組換え植物の作製技術を習得することもできます。

【8月18日 ミニ模擬講義】

ライフサイエンスの未来を担う新技術と生命情報科学
講師:小倉 淳准教授(アニマルバイオサイエンス学科)

近年、次世代シーケンスと呼ばれるDNA配列決定機器の発達でゲノムや発現遺伝子の配列を決定するだけでなく、パーソナルゲノム解析を軸としたプレシジョンメディシン研究、さまざまな病気に関わる腸内細菌叢解析、シングルセルシーケンス技術を基にした細胞系譜研究など、新しいアプローチの研究が始まっています。

シーケンス関連技術だけでなく、iPS 細胞を用いた再生医療やゲノム編集を用いた遺伝子機能改変などの新技術が次々と取り入れられ、様々な分野で研究が進展しています。こうした新技術は大量のデータを生み出し、機械学習・深層学習といった他の分野でも実績をあげている新しい生命情報学的手法が、これからのライフサイエンスの進展には非常に重要となっています。