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第152回バイオセミナーのご案内(5/22)

第152回バイオセミナーは、本学アニマルバイオサイエンス学科准教授で、系統学、分子遺伝学がご専門の倉林敦先生にご講演いただきます。

先生方、大学院生の皆さんをはじめ、学部学生の皆さんも、ご専門の研究分野を問わず多数ご参加ください。

日 時 2018年5月22日(火)15時20分~16時40分

会 場 命北館4F 中講義室5

演 者 倉林 敦先生(長浜バイオ大学 アニマルバイオサイエンス学科准教授)

演 題 「ヘビからカエルへの遺伝子水平伝播」と「カエルが生殖行為に用いる糊」の話

要 旨 講演者は、動物の自然史や進化生物学分野に関わる多様な研究に携わってきた。本発表では、これまでの研究を簡単にレビューしつつ、現在の主要な研究テーマである、「ヘビからカエルへの遺伝子水平伝播」と「カエルが生殖行為に用いる糊」についての研究を紹介する。

 前者については、被捕食者から捕食者へという一般とは逆の伝播方向を持った水平伝播現象の発見の経緯と、世界の地域ごとの発生頻度の違い、伝播メカニズムの一端など、これまでに明らかになった点について紹介する。

 「カエル糊」については、その物理特性と、糊候補タンパク質の同定、また、アフリカでのフィールドワークや分類学的な事柄について、時間が許す限りお話ししたい。