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第149回バイオセミナーのご案内(11/28)

第149回バイオセミナーは、分析化学、マイクロ機能分子化学がご専門の、大阪府立大学・大学院工学研究科・教授の久本秀明先生にご講演いただきます。
先生方、大学院生の皆さんをはじめ、学部学生の皆さんも、ご専門の研究分野を問わず多数ご参加ください。

日 時 2017年11月28日(火)15時20分~16時40分

会 場 命北館4F 中講義室5

演 者 久本 秀明先生(大阪府立大学大学院工学 研究科応用化学分野 教授)

演 題 医療・バイオ分析応用を指向した高機能材料集積型マイクロ分析デバイスの開発

我々の研究グループでは、角型シリカキャピラリーやPDMS製マイクロ流路アレイ等、キャピラリーアレイを用いた多様なマルチセンシングデバイス開発のコンセプトを提案し、これまでにイオンセンシング、バイオセンシング、酵素活性アッセイ、阻害剤アッセイ、イムノアッセイ等、様々なバイオアッセイの1ステップ化・アレイ化デバイス作製を検討してきた。キャピラリーを用いるデバイスは、分析試料・試薬の微量化、毛細管現象に基づく簡便な試料導入、多種キャピラリー型センサーの並列化に基づく多様なマルチ検出デバイスの開発、並列化デバイスの切断によるデバイスの量産等、多くのメリットがある。

本講演ではこれらのキャピラリーアレイ型センサーデバイス開発研究に関する最近の話題を紹介する。

参考文献
(総説)Food Biosensors, RSC Food Analysis Monographs series, Chapter 17,pp.393-413 (2016).
(総説)Anal. Sci. 2014, 30, 7-15. (Invited mini review)