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産官学連携事業

長浜サイエンスパークが実現、バイオ大学が中核の役割果たす

産官学の連携で推進する「実学」の教育・研究と地域活性化

本学は、産官学の連携により開設された「実学」の大学であり、開学の目的として本学に隣接するサイエンスパークの中核施設としての役割を果たすことになっています。そのサイエンスパークが、2012年中に完成することになりました。わが国では、規模は小さくても「大学発信型」パーク実現の第1号となります。これにより、本学の教育・研究にとって最適のステージが構築・整備され、バイオによる地域活性化が実際に進んでいることを示しました。

長浜サイエンスパーク立地図

長浜サイエンスパークの概要

長浜バイオインキュべーションセンター入居企業

産官学の連携が結実したサイエンスパーク

滋賀県と長浜市は、本学を含む長浜地域を長浜バイオ・ライフサイエンス特区に認定し、様々な助成・立地促進制度を実施してきました。それにより、2012年中に、本学に隣接する長浜サイエンスパークの区画全てに進出企業が勢揃いすることになっています。このサイエンスパークの実現は、本学の特色の一つである、「産官学」の努力が実を結んだ結果です。

本学教員による研究テーマは、いずれもバイオにより生命を豊かに輝かしいものにすることを目的としています。産官学による連携の発展は、こうした研究開発に大きなメリットをもたらし、研究成果の実用化や産業化にも貢献し、地域開発や活性化を推進します。同時に、「実学本位」を掲げる本学の教育・研究にとっても格好の研究・教育ステージを構築し整備が進んだことを示しています。「実学」を教学理念とする本学の優位性を実証したものと言えましょう。

産業化に向けた研究開発を実体験できる

サイエンスパークの中には、産業化に向けたバイオの研究開発を支援する、長浜バイオインキュベーションセンターがあります。このセンターには、本学発のベンチャー企業を初め、「医療・創薬・健康」、「アグリバイオ」や「環境」などの分野のバイオベンチャーが入居して、バイオの研究開発を進めています。

その中には本学の共同研究用のラボも開設され、このラボと本学発ベンチャーの研究室では学生の実習も行われ、実業化に向けた研究開発を実際に体験できる教育環境が構築されています。

長浜バイオクラスターネットワーク
長浜バイオクラスターネットワーク事業が本格化

長浜でのバイオ関連産業クラスターの形成・発展を目指し、長浜サイエンスパーク内の本学・企業シーズを活用しながら必要な事業等を積極的かつ機動的に行い、産業振興及び地域振興に活かしていくための産学官連携のネットワーク組織である「長浜バイオクラスターネットワーク」を本学、長浜市、一般社団法人バイオビジネス創出研究会、長浜商工会議所、浅井商工会、びわ商工会ともに平成21年5月に設立しました。

このネットワーク組織の会長を本学の三輪正直学長が務めており、「長浜アグリバイオプロジェクト」、「長浜環境バイオ創出プロジェクト」、「長浜地場産業活性化プロジェクト」、「長浜アカデミックサポートチーム NAST」など、長浜バイオクラスターの形成と発展をめざすプラットフォームの役割りを果たしています。

長浜バイオクラスター