バイオサイエンスとバイオテクノロジーを総合的に学び研究する長浜バイオ大学。そこには、専門分野に特化した大学だからこそ成しえる、最先端の学びと研究があります。
大学の学びと研究を理解するには、実際に講義を受講するのが一番です。オープンキャンパスで開講する模擬講義に参加し、バイオの魅力を体感してみよう!
8月5日(土) 14:00 ~ 14:30 命江館2階 大講義室①
再生医療研究の最前線 ~医療の未来を切り拓く研究~
講 師:中村 肇伸(アニマルバイオサイエンス学科准教授)
1997年に体細胞クローン羊のドリーが報告され、最終分化した細胞でも核のリプログラミングを誘導することにより、再び全ての種類の細胞に分化することができる「全能性」と呼ばれる能力を獲得できることが証明されました。2007年には、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製技術が開発され、病気やけがで失った体の組織や機能を取り戻す「再生医療」の実現が期待されています。
今回の模擬講義では、大学で行われる基礎研究から臨床応用をめざす現場までを紹介します。
8月19日(土) 14:00 ~ 14:30 命江館2階 大講義室①
細胞制御学が拓く未来
~神経難病を克服するための研究最前線~
講 師:亀村 和生(バイオサイエンス学科准教授)
ヒトの体は数十兆個という膨大な数の細胞で構成されています。これらの細胞は筋肉を形成するもの、骨を作るもの、光を受容するものなど、高度に専門化・分業化しています。それ故に、ひとたび細胞に支障を来すと、その細胞が分業している働きが滞ってしまい、特有の疾患を生じます。細胞制御学は、そのような支障を予防したり、解消したりする方法を研究する学問です。
今後さらに超高齢化する社会において、予防・治療法の開発が切望される疾患群としてアルツハイマー病などの神経難病が挙げられます。今回の模擬講義では、神経難病の原因を究明することにより、疾患の予防・治療法を考案するための細胞制御学的アプローチの概要を解説します。