10月19日（土）、長浜バイオ大学開学10周年記念シンポジウムを開催いたしました。
シンポジウムには、大学関係者のほか、研究者の方、産業界・経済界の方、高校の先生方、地元市民の方、また本学卒業生や保護者など多くの方にご 参加いただきました。
シンポジウムでは、基調講演として、磯貝彰氏（奈良先端科学技術大学院大学前学長・同名誉教授）、土屋裕弘氏（田辺三菱製薬株式会社代表取締役 社長）、宮田満氏（日経BP社特命編集委員）という、バイオ分野の各界のトップリーダーをお迎えし、たいへん魅力的であり、また示唆に富むお話しをいただきました。
また、本学の教員からは、滋賀県や長浜市における地域・産学連携活動について4つの取り組みと成果を報告いたしました。
そして、メインテーマである「バイオイノベーションによる日本の成長戦略〜長浜バイオ大学が果たすべき役割〜」について、磯貝彰氏、土屋裕弘 氏、宮田満氏、藤井勇治・長浜市長と本学の三輪正直学長、西義介学長特別補佐によるパネル討論を行いました。
バイオイノベーションによる日本の成長戦略の討論では、まずバイオの出口分野である、農業・食料、医療・創薬分野で今後必要となるイノベーションの内容を、3名の基調講演者より、ご教示いただき、これからの成長戦略を議論しました。長浜バイオ大学が果たすべき役割に関する討論では、学術研究、産学連携、地域振興、人材育成の各点において、長浜バイオ大学がいかなる貢献が出来るか、果たすべき役割は何かを明確にするために、三輪正直学長、西義介学長特別補佐より、各点の現状、今後の方向性・目標を説明したのち、磯貝氏、土屋氏、宮田氏、藤井氏より、それぞれに対して、多くの貴重なご意見をいただき、議論を行いました。これらの討論を通じて本学の果たすべき役割が明確となり、大変有意義な機会となりました。
開催にあたりましては各方面より多大なご支援ご協力を賜りましたことを厚く感謝申し上げます。
また、天候不順の中、会場にお越しいただきました皆様に謹んで御礼申し上げます。
シンポジウムの模様は後日、ビデオでご覧いただけるようホームページに掲載いたします。