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生物由来ナノマシンの回転方向制御機構を解明

長浜バイオ大学バイオサイエンス学部の白井 剛教授と土方 敦司特任講師は、名古屋大学大学院理学研究科附属構造生物学研究センターの本間 道夫教授、宮ノ入 洋平客員准教授、横浜国立大学大学院工学研究院の児嶋 長次郎教授らと共同で、細菌が持つ運動器官べん毛モーターを構成する蛋白質の一つFliG分子の構造動態を、核磁気共鳴法および分子動力学計算法を用いることで解明しました。

FliGは、車でたとえるならクラッチを構成する部品のような役割をします。モーターの回転方向を制御する蛋白質で、複数の構造間を揺らぐことが、べん毛モーターの回転方向変換を制御して、前進と後退を決定するために重要な役割を担っていることを明らかにしました。

 この研究成果は、米国科学誌「Structure」において、2017年9月14日午前10時(米国東部標準時間)にオンライン公開されました。

リリース資料 〔PDF〕