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「長浜人の地の酒プロジェクト」の田植えイベントに37人が参加

1_4686「長浜人の地の酒プロジェクト」の学生たちによる田植えイベントが、5月28日に長浜市三田町の百匠屋さんの水田で開催され、プロジェクト参加学生と市民など37人が参加しました。このイベントは、黒壁AMISUのコーディネートで冨田酒造、百匠屋と長浜バイオ大学のコラボで開発した「純米吟醸 長濵」に使用する酒米・吟吹雪を植える体験で、今年で3回目を迎えました。

この日は薄曇りで絶好の田植え日和、百匠屋・清水大輔さんの説明を受けて、早速、参加者は手植えで田植えを体験。思ったより粘土質の田んぼに足を取られ四苦八苦しながら、田植えを楽しみました。食品系企業への就職を希望し米作り体験が役立つだろうとこのプロジェクトに参加した松本奈央さん(バイオサイエンス学科2年次生)は、「田植えは初めてで、思ったより大変なので農家の人は凄いなと感じました。でも、楽しいです」。実家が農家で二十歳になる記念に酒造りをしてみたかったという蓬莱一真さん(同2年次生)は、「実家では田植機を使って手伝っていたので、手植えは初めてです。足を取られて大変でしたが、地域によって田んぼの粘土質が違うみたいです。みんなで力を合わせて何かやるって楽しいですね」と語っていました。

田植機での機会植えも体験した後、田植えイベントの実行委員が準備したカレーライスで昼食。食後は、田んぼの中で泥まみれになりながら泥んこバレーを楽しみました。清水さんからは百匠屋さんで収穫したお米で作った煎りたてポン菓子が、黒壁さんからはジュースの差し入れがありました。

このイベントのリーダーを務めた田中かおりさん(同2年次生)は、「イベントの準備作業では、プロジェクトに参加したみんなの役割分担が上手くできなくて苦労しました。私はお酒が好きなので、日本酒は飲めないけど作り方を知りたいと思い、このプロジェクトに参加しました。これからみんなでどういう取り組みをするのかを話し合っていきますが、先輩たちから今年1月に取り組んだ『呑め!解け!遊べ!地の酒フェスタ+脱出ゲーム in 長浜』はとても楽しかったと聞いているので、ぜひフェスタをやってみたいなと思っています。お酒ができた時には、みんなで一緒に味わって、感動を分かち合いたいです」とお酒造りへの抱負を述べてくれました。

また、このプロジェクトを呼びかけた松島三兒先生は、「長浜人の地の酒プロジェクトは、今年度で3年目を迎えます。初年度はどんなお酒を作るのかから始まって、学生たちがお酒に合うメニューのレシピを開発しました。そして昨年度は、滋賀県内10の蔵元や商店街の協力を得て、『呑め!解け!遊べ!地の酒フェスタ+脱出ゲーム in 長浜』を開催し大盛況でした。このイベントのFacebookページには今もアクセスが続いており、このイベントへの期待の高さを感じます。今年度は、この世代のオリジナリティをどう出していくのかを、みんなでよく話し合って、充実した取り組みにして欲しい」と学生たちを励ましています。

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