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高橋紗悠里さんが学会で優秀発表賞を受賞

9月25日~27日まで神戸国際会議場で開催された「日本味と匂学会第51回大会」で、本学大学院博士課程前期課程1年の高橋紗悠里さんが、味覚部門の優秀発表賞に選出されました。

高橋さんの発表テーマは、「渋味物質タンニン酸によるTPPV1活性化に関する研究」です。味覚には、味蕾で感じる5基本味と感覚神経で感じる渋味、辛味がありますが、渋味を受けとる受容体は明らかになっていません。そこで高橋さんは、ポリフェノールの一種であるタンニン酸を使い、カルシウムイメージング法により口腔内の感覚神経に発現しているTPPV1が活性化することを明らかにしました。

今回はポスター発表で、高橋さんにとっては、5月に開催された日本生化学会近畿支部の例会での発表(口頭、ポスター)に次いで2回目でした。「今回は味覚に関する研究が中心テーマの学会だったこともあり、多くの方に関心を持っていただきました。自分でも失敗がなく『いける』と思える発表でしたが、まさか優秀賞をいただける程だとは思いもよりませんでした」と喜んでいます。