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読貯大会第二弾交流会は、本学初の試み“ビブリオバトル”

12月13日、学習・就業力支援センター主催で、「読貯大会第2弾」の表彰式と交流会を行いました。今回の交流会は“ビブリオバトル”です。第2弾の最多読了賞は池田直樹さん(バイオサイエンス学科1年次生)が、最優秀コメント賞は山本永花さん(同1年次生)が受賞しました。

表彰式の後は、 “ビブリオバトル”のゴングが鳴り響きます。“ビブリオバトル”とは、ゲーム感覚を取り入れた「書評合戦」です。ビブリオバトラー(発表者)たちがおすすめ本を持ち合い,それぞれが決められた持ち時間で書評した後、一番読みたくなった本「チャンプ本」を決定します。本学では初めての試みです。

ビブリオバトラーのトップバッターに立ったのは長谷川慎教授。スクリーンに大写しにされた『鹿の王(上橋菜穂子)』をバックに「病気の分析が緻密な構成でバイオ学生にもおすすめ」と熱く語ります。続いて支援センタースタッフの市橋あいさんが、『わかりあえないことから─コミュニケーション能力とは何か(平田オリザ)』を実体験を交えて紹介。山本永花さんが「怖さのなかにある、優しい嘘」と巧みにネタバレを避けて紹介してくれたので、読みたい心をそそられたのが『嘘(永瀬隼介)』。木村栞菜さん(同4年次生)は『ジェネティック・ラウンズ 臨床遺伝医が出会った16のストーリー(ロバート・マリオン)』の、臨床遺伝医が様々な場面で出会う患者とその家族、それにまつわる葛藤・後悔・納得といった生きることに向き合い続ける心を鮮やかに伝えてくれました。池田直樹さんは『なぜ、この人と話をすると楽になるのか(吉田尚記)』の著者が、いわゆる「コミュ障」であったことからそれを如何にして克服しアナウンサーになったか、私たちが学べることは何かを、思いを込めて伝えてくれました。

「チャンプ本」はバトラー同士の投票によって、山本永花さんが紹介した『嘘』が選ばれました。しかし、どのバトラーのパフォーマンスも聞き手の心を揺さぶるものであったと見え、勝敗は僅差で決されました。

最後に、本のプロフェッショナルである図書館司書の浅川公子さんに、「初めてなのに、みなさん、発表がとても上手で驚きました」とのコメントを頂きました。参加学生からも「いつもは読まない本に触れることが出来て、とても面白かった」「紹介された本を読んでみたくなった」との声があがりました。

第3弾は、1月に交流イベントを行う予定ですので、奮ってご参加ください。お待ちしています。

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