×

サイエンスカフェへの協力で、学生代表が市長と懇談

長浜バイオ大学の学生団体と長浜市は、「理系人材育成」の地域課題に共同で取り組むことになりました。これは、学生たちが同大学町家キャンパスで開催しているサイエンスカフェの活動に対し、新たに長浜市が広報で協力するものです。第3回のサイエンスカフェは8月27日に開催されますが、これに先立つ7月27日、学生の代表が長浜市役所を訪問、市長に協力のお礼とともに今回の取り組み内容を紹介しました。

長浜バイオ大学は、「理系人材育成」という地域課題解決のために、これまでも長浜市と協力して取り組みを進めてきました。“夏休み親子科学教室”の開催や長浜市が主催する“子ども長浜学講座”への協力などを通じ、小中学生対象の常設実験室、“長浜学びの実験室”の開設へと結実しています。また、生涯学習の分野でも、環境問題を中心テーマにした“淡海生涯カレッジ長浜校”の開催に協力してきました。こうした協力関係から生れたのが、今回の学生団体の取り組みへの協力です。具体的には、長浜市は“広報ながはま”でのサイエンスカフェの告知、案内チラシの市内全小中学生への配布などで協力します。

長浜バイオ大学の“サイエンスカフェ”は、おとなも子どもも楽しめる科学実験や科学への興味を深める科学講座を行うことで、市民と科学との出会いの場を設け、地域での理系人材育成に貢献することを目的に学生団体が開催しています。4月に開催した第2回サイエンスカフェでは、“Entrance to Science”が色にまつわる科学知識を調べて発表する色の科学講座、スライム作りから樟脳船、レモン電池、ローレンツ力、分光器など各年代に対応した“CELL部”の子ども科学実験、iGEM2015で日本の私立大学では初の金メダルを受賞した“iGEM Nagahama”がポスター発表を行い、子ども連れの家族や観光客など約100人が参加しました。“紅茶・園芸サークル”が挽きたてのコーヒーと紅茶を提供しました。また、“町家プロジェクト”が運営に協力するとともに、“グラフィック研究会”がポスター製作に協力しました。第3回サイエンスカフェでは、天文部と動物研究サークルが新たに企画参加します。この取り組みは、「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」の“大学地域連携課題解決支援事業2016”にも採択されています。

学生の代表と懇談した藤井勇治長浜市長は、「カスミサンショウウオを守る取り組みや“長浜学びの実験室”の設置など、地域に開かれた大学として長浜バイオ大学には感謝しています。今回の取り組みは、その延長線上にあるものと思っています。また、滋賀県一の観光地である“黒壁”のそばの町家キャンパスを会場に開催されることは大変嬉しいことです」と話し、「長浜市としてもこの取り組みに協力していきたい、企画が大成功で終えるよう頑張って欲しい」と学生を励ましました。

第3回 長浜バイオ大学サイエンスカフェ

日 時:2016年8月27日(土) 10:30 ~ 16:00
会 場:長浜バイオ大学町家キャンパス(長浜市元浜町・北国街道沿い)
参加費:無料(CELL部のスライム作りは50円、コーヒー・紅茶・クッキーは実費)
企 画:スライムづくり体験(CELL部)
「物体浮遊箱」の展示と解説(ESサークル)
星座占いでお馴染みの12星座の解説(天文部)
大学周辺の生き物マップの展示(動物研究サークル)
挽きたてのコーヒー、紅茶、ジュースとクッキーの提供(紅茶・園芸サークル)
手作りキーホルダーの販売(グラフィック研究会)

IMG_5614