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カスミサンショウウオの滋賀県内での遺伝的多様性を解析

本学の水戸直助手、齊藤修教授、大島一彦准教授の研究グループによる研究成果が、「Zoological Science」(2018年、Vol.35、ページ427-435)に掲載されました。

論文のテーマは、「Geneticdiversity among clouded salamanders (Hynobius nebulosus) in Shiga prefecture」で、希少種に指定されているカスミサンショウウオの滋賀県内での遺伝的多様性を解析しました。県内29ヵ所のカスミサンショウウオ繁殖地で採取した、303サンプルのミトコンドリアDNAのチトクロームb領域を配列決定し系統解析したもので、滋賀県に5遺伝系統のカスミサンショウウオが生息していることを突き止めました。また、5系統の分岐年代を予想すると、琵琶湖形成の地史と深く関わっていることが推察されます。