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医療におけるゲノム解析担当者育成のための講習会 ご案内

長浜バイオ大学 主催
第1回 医療におけるゲノム解析担当者を育てるための実習を主とした講習会

●日  時:2014 年 8 月 24 日(日) 9 時 〜 17 時 15 分
●場  所:長浜バイオ大学  (滋賀県長浜市田村町1266) JR北陸線「田村」(米原から2駅目)駅前
                ⇒交通アクセス
●参加費: 講習会 3,000円
      意見交換会(17時15分〜19時) 1,500円 (酒類は出ません)
●定  員:60人 (人数制限がありますので、申込制・先着順とさせていただきます。)

【お問い合わせ】 「ゲノム解析講習会」準備委員会
           〒526-0829 滋賀県長浜市田村町1266 長浜バイオ大学内 
           Tel:0749-64-8100(内129) 上原 啓史 ⁄ Fax: 0749-64-8140
           E-mail       h_uehara@nagahama-i-bio.ac.jp
【お申し込み】 募集を終了いたしました。多数のお申し込みありがとうございました。
 
 長浜バイオ大学はバイオサイエンスに関する正しい科学的知識を発信する目的で、将来のゲノム解析担当者を育成するために、各界の方々のご協力を頂き、最新の大学の施設を使って、実習ができる新しいタイプの講習会を実施いたします。
 医療に携わる方の他、理科教員、大学院生、大学生、高校生も含めてゲノム解析やゲノム検査に関心のある方々の参加を歓迎いたします。

 最近は、遺伝子検査ということをよく聞くようになりました。遺伝子検査の結果、乳がん予防のため乳房切除をした女優が話題になりました。また妊娠胎児の染色体数の異常を調べる血液検査として米国から導入された新型出生前診断もわが国ですでに数千人がこれを受けて1.8%の割合で異常が検出されたとの報告も耳新しいところであり、その受け止め方にもいろいろと議論があるところです。このようにこれからの日本の医療はゲノム情報の利用により大きく変わっていく可能性があります。今後、膨大なゲノム情報を適格に評価し医療に貢献できる人材として新しいタイプの「ゲノム解析担当者」の育成が望まれています。
 今回は、染色体を調製し顕微鏡で観察する実習、コンピュータを使って遺伝子情報を取り出し解析を行う実習、生命の誕生をメダカの発生で観察する実習を行い、初めての方にも理解していただけるようにしたいと考えております。また、遺伝子医療革命の時代を迎えての倫理的な問題を含めた講演も予定しております。

【内容】
講習会実行責任者: 三輪正直(長浜バイオ大学 学長)
実行委員: 奈良篤樹、新蔵礼子、殿山泰弘、上原啓史、米澤弘毅、塩生真史、小倉 淳、大島一彦、白井 剛(以上長浜バイオ大学)、 前川雅彦、浅井聡子(株・GSP研究所)、 近藤朱音、前田和寿、曽根美智子(四国こどもとおとなの医療センター)、神山 誠(株・保健科学研究所)、
松瀬亮一(株・いかがく)、池尾一穂(国立遺伝学研究所)  
顧問: 清水信義(慶應大学GSPセンター)、池村淑道(長浜バイオ大学客員教授・名誉教授、郷 通子(長浜バイオ大学特別客員教授・名誉教授)            
                                         
―プログラム―

9:00〜9:05 (命北館4階 中講義室5)
開会挨拶 (三輪正直)                       

9:10〜10:40 (命岳館2階 実験室3)
実習1-1 「ヒト染色体を見る(解説と実習)」
 内容: 細胞の培養・染色体の調製。顕微鏡による観察など
 担当: 奈良篤樹(長浜バイオ大学)、近藤朱音、曽根美智子(四国こどもとおとなの医療センター)、神山 誠(保健科学研究所)、松瀬亮一(いかがく)

10:50〜12:20 (命江館3階 情報実習室3)
実習2  「ゲノム情報をマイニングする(解説と実習)」
         
 内容: 疾患遺伝子データベースへの検索など                    
 担当: 白井 剛(長浜バイオ大学)、清水信義(慶應大学GSPセンター)、池尾一穂(国立遺伝学研究所)

12:20〜13:10 
昼食

13:10〜13:40  (命北館4階 中講義室5)  
実習3  「ヒト遺伝子を見る(講義とスライド)」   
          
 内容: 5色FISH法など最先端FISHの実演
 担当: 前川雅彦、浅井聡子(株・GSP研究所)

13:50〜15:00 (長浜バイオ大学インキュベーションセンター)
実習4  「生命の尊厳を実感する(解説と見学)」

 内容: メダカ御殿で発生過程を見学
 担当: 殿山泰弘、清水信義(慶應大学GSPセンター)
13:50〜15:00  (命岳館2階 実験室3)  (メダカ御殿見学の前後に行う)
実習1-2 「ヒト染色体を見る(解説と実習)」

 内容: 顕微鏡による染色体G-バンドの観察
 担当: 奈良篤樹(長浜バイオ大学)、近藤朱音、曽根美智子(四国こどもとおとなの医療センター)、神山 誠(保健科学研究所)、松瀬亮一(いかがく)

15:10〜16:10 (命北館4階 中講義室5)
「ゲノム解析担当者育成への期待」

 宮島 喜文(日本臨床衛生検査技師会会長)
 奥山 虎之(日本染色体遺伝子検査学会理事長)
 中山 智祥(日本遺伝子診療学会理事)

16:10〜17:10 (命北館4階 中講義室5)
実習6  「遺伝子医療革命の時代を迎えて」(講演)

 担当:  福嶋 義光(信州大学、日本人類遺伝学会理事長)

17:10〜17:15
閉会挨拶
(清水信義)

17:15〜19:00  (命江館1階 食 堂)
意見交換会