長浜バイオ大学

受験応援サイト
お知らせ 地域・一般 地域連携・産官学連携事業 教育活動

身近な「発酵」から微生物の世界へ―生涯学習講座を開催しました

2026年10月25日(日)、長浜バイオ大学を会場に、長浜市の「学んで活躍応援講座2026『見て・聞いて・体験して!長浜発酵文化講座』」が開催され、本学バイオサイエンス学部 フロンティアバイオサイエンス学科の長谷川 慎教授が講師を務めました。

今回のテーマは、「発酵・土・腸 ―微生物と人間の共生と競争―」。当日は多数の皆さまにご参加いただきました。

講座では、私たちの身近な発酵食品を入り口に、目には見えない微生物が私たちの暮らしにどのように関わっているのかを紹介しました。

味わいながら「発酵の科学」を体験

前半では、味噌やしょうゆ、日本酒などの発酵食品を例に、微生物の働きによって味や香りがどのように生み出されるのかを解説しました。

発酵食品には、甘味・酸味・塩味・苦味・うま味といったさまざまな味の要素が含まれています。微生物が原料を分解・変化させることで、味を「加える」だけでなく、「減らす」「別の味や香りに変える」といった働きがあり、複雑で豊かな風味がつくられていくことが紹介されました。

参加者の皆さんには、長野県木曽地方に伝わる発酵食品「すんき」のつけ汁を味わっていただき、さらにしょうゆを加えたときの味の変化を確かめる体験も行いました。

実際に「味わう」ことで、発酵によって生まれる味の奥深さを体感していただきました。

「発酵」から「土」「腸」へ広がる微生物の世界

講座ではさらに、話題を食品から土壌や私たちの体へと広げました。

土の中では、さまざまな微生物が有機物を分解し、植物が利用する栄養分の循環に関わっています。植物の生育を考えるうえでも、肥料だけでなく、微生物を含めた土壌生態系を健全に保つことの大切さが紹介されました。

また、私たちの腸内にも多様な細菌が存在しています。食べ物や生活環境と微生物との関わりなどを通して、微生物は発酵食品だけに存在するものではなく、土の中や私たちの体内など、身近な場所でさまざまな役割を担っていることを学びました。

食品をおいしくする微生物、植物の生育を支える微生物、私たちの体と共に生きる微生物――。「発酵・土・腸」という身近なテーマをつなぎながら、微生物と人間との「共生と競争」について考える講座となりました。

命洸祭・オープンキャンパスも同日開催

当日は、本学の学園祭「命洸祭」とオープンキャンパスも同時開催していました。

講座終了後には、参加者の皆さんを、オープンキャンパスで実施していた実験・実習体験コーナーへご案内しました。

講演で学んだ生命科学の世界から、実際の大学での実験・実習へ。長浜バイオ大学ならではの設備や学びにも触れていただき、生命科学をより身近に感じていただく機会となりました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

長浜バイオ大学では、今後も教育・研究の成果を地域の皆さまに還元し、生命科学を身近に感じていただける学びの機会を提供してまいります。

一覧へ戻る