白井 剛教授との共同研究成果を活用したPCR酵素「PrimeSTAR® GXL U-Tolerant DNA Polymerase」をタカラバイオ株式会社が発売
長浜バイオ大学 バイオデータサイエンス学科の白井 剛教授の研究グループと、タカラバイオ株式会社との共同研究成果を活用した新しいPCR酵素「PrimeSTAR® GXL U-Tolerant DNA Polymerase」が、2026年9月4日にタカラバイオ株式会社から発売されました。
今回の製品は、両者が進めてきた共同研究の成果が、実際の研究現場で活用される製品へとつながったものです。
これまで扱うことが難しかったDNAの解析をサポート
PCRは、少量のDNAを増やして詳しく調べるために、生命科学や医療など幅広い分野で利用されている技術です。
一方、医療分野で用いられる検体や、古代・環境中から採取されたDNA、がん研究などで解析されるDNAの中には、「ウラシル」という特殊な塩基を含むものがあります。こうしたDNAは、これまで正確にPCR増幅することが難しいという課題がありました。
白井教授とタカラバイオ株式会社との共同研究では、ウラシルを含むDNAについても、正確性を保ちながら長いDNAを効率よく増幅できる技術の開発に取り組みました。
この成果は、がんなどに関わる臨床検査・研究、環境DNAを用いた調査、生物考古学など、さまざまな研究分野における解析精度や研究効率の向上につながることが期待されています。
大学と企業、それぞれの強みを生かした共同研究
タカラバイオ株式会社は、本学が推進する「産学連携人材育成コンソーシアム」のパートナー企業として、人材育成をはじめ、バイオテクノロジー分野におけるさまざまな連携を進めていただいています。
今回の商品化は、大学が持つ研究・学術的な知見と、タカラバイオ株式会社が持つ高度な研究開発力・製品開発力が結びついた成果の一つです。
本学では今後も、企業や地域との連携を通じて、研究成果を社会につなげる取り組みを進めるとともに、バイオ分野の発展に貢献できる教育・研究を推進していきます。
製品について
製品名:PrimeSTAR® GXL U-Tolerant DNA Polymerase
発売日:2026年9月4日
製造・販売元:タカラバイオ株式会社
【関連URL】
タカラバイオ ニュースリリース:https://www.takara-bio.co.jp/ja/news/newsr_26m0903trss.html
製品情報サイト:https://catalog.takara-bio.co.jp/product/basic_info.php?unitid=U100009840