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未来のバイオテクノロジーを共に創るために:iGEM sci-net スポンサー募集を開始

長浜バイオ大学の小林良永さん(フロンティアバイオサイエンス学科2年次生)が、10月21日に長浜商工会議所で行われた記者会見で、iGEMチーム「iGEM sci-net」へのスポンサー募集を発表しました。iGEMは国際合成生物学大会で、世界中の学生チームが参加する「生物版ロボコン」とも呼ばれる大規模なイベントです。過去には長浜バイオ大学の学生を主体とするiGEM Nagahamaが金賞を受賞した経験もあります。

iGEM sci-netは長浜バイオ大学、岐阜大学、神戸大学の学生約40名から成り、2024年に発足しました。現在、2025年の大会で金賞を目指し活動を進めています。今回の募集で企業や個人の協賛を募るための支援をお願いしました。

iGEM sci-netチームは合成生物学の力を活用して、環境問題や持続可能な社会に貢献するプロジェクトを進行中です。現在のプロジェクトは、バイオセルロースファイバーを利用して青果物の梱包材を作ることを目標にしています。バイオセルロースファイバーは、酢酸菌など特定の細菌によって生成される繊維で、従来の植物由来セルロースと異なり、ほとんど不純物がなく、非常に細かい構造を持ち、強度と柔軟性が優れています。さらに、再生可能で自然分解可能なため、持続可能な素材として注目されています。これを活用し、食品ロスやゴミ廃棄の問題に取り組みます。

ご協賛いただいた資金は大会出場や研究活動に活用されます。iGEM sci-netは皆様のご支援を通じて、未来のバイオテクノロジーの発展に貢献したいと考えています。