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長浜人の地の酒PROJECT

酒づくりからPRまでを地元企業と連携し経験
長浜人の地の酒PROJECT

米づくりからお酒の販売まで

記者会見風に撮影、大越さん(左)と井上さん(右)

湖北の優れた地域資源を活用し、ものづくりを通して地域の活性化や伝統文化の継承に貢献しようと、2014年4月に発足した「長浜人の地の酒PROJECT」。
観光施設の「黒壁AMISU」を旗振り役に、米農家の「百匠屋」、老舗蔵元の「冨田酒造」、そして本学の学生が、産学連携で長浜の風土に根差した地酒づくりに取り組みました。
本学からは長谷川慎教授の研究室に所属していた4年次生(当時)3人と、松島三兒教授が指導する「長浜魅力づくりプロジェクト」の2年次生(当時)5人が参加。長谷川研究室の学生は今後の地酒づくりに活かすため、冨田酒造の蔵付き酵母を分離・同定。魅力づくりプロジェクトの学生は米づくりから酒づくりまでを一貫して体験し、地酒のプロモーションを担当しました。
選ばれた酒米は、滋賀県育成の酒造好適米品種「吟吹雪」。米粒の中心にあるでんぷん質の心白が多く、吟醸酒向きの酒米です。まずは農家でイネの種子の温水消毒からスタート。種子が傷まない程度の60度の温水に浸し、虫や雑菌を取り除きます。5月の田植え、9月の稲刈りを体験し、いよいよ蔵元で酒づくりに挑みました。「10月と11月は、毎週土日を使って学生が手伝いに行っていましたね」とバイオサイエンス学科3年次生の井上晃至さん。ようやく2015年1月に新酒「純米吟醸 長濱」が発売となりました。
しかし、並行して進めていたプロモーションビデオづくりは思いのほか難航。「僕は放送部に所属していましたが、基本的には全員が素人。大学から動画編集ソフトが支給されましたが、使い方がまず分かりませんでした」と、バイオサイエンス学科3年次生の大越賢也さん。一度作ってみたものの、黒壁AMISUから「ストーリー性がない」などの指摘を受け、絵コンテを作ることになりましたが、絵コンテの描き方も分からない。「学生の遊びではなく、きちんと売れる商品を作るんだという気概を感じました」。
完成した新酒を試飲して井上さんは、「お米の甘みが際立っている感じ。ワインのようにフルーティで飲みやすいお酒です」。また、大越さんは、「とにかく無事に完成してよかったです。僕は研究者を目指していますが、今回の体験を活かして経済として成り立つ、社会の役に立つ研究をできればいいなと思います」と話します。
地元企業や農家、蔵元、そして本学学生、さらには一般市民も巻き込んだ一大プロジェクトは、困難を乗り越えて日の目を見ることができました。

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