「21世紀はバイオ(生命科学)の時代」?

「バイオ」ってナニ?

生命のナゾを解き明かし、
“人類の夢に挑む”学問です!

2016年、細胞内の「オートファジー」という現象を解明した
大隅良典先生がノーベル医学・生理学賞を受賞しました。
2012年の山中伸弥先生、2015年の大村智先生と
バイオサイエンス分野での日本人の受賞が続いています。
「21世紀はバイオの時代」と言われます。ますます注目が集まる「バイオ」ってどんな学問なのでしょう?

「バイオの総合大学」

「バイオ」の語源は、生物学のbiologyで、生きものに関する事柄のすべてを意味しています。植物や動物、微生物など生きものの営みの仕組みを解明し、それをヒトの暮らしに応用することで、安全で豊かな社会づくりに貢献する学問がバイオサイエンスであり、そのための技術がバイオテクノロジーです。長浜バイオ大学はその名の通り「バイオの大学」。 バイオサイエンスのあらゆる分野を網羅した3学科をもつバイオの総合大学です。

バイオサイエンスのあらゆる分野と
臨床検査学、生命情報科学を融合した3学科の学び

バイオサイエンス学科臨床検査学プログラム
アニマルバイオサイエンス学科
コンピュータバイオサイエンス学科

バイオサイエンス学科

Q.何を学ぶ学科ですか?

A.生物学、農学、薬学、医学など幅広い領域に、分子、個体、環境などあらゆる階層からアプローチ!

3学科中最大の学科で、19研究室が設置されています。2年次からは3つのプログラム、医薬品など機能を持った物質を作る「創薬・機能物質プログラム」、生物と環境との関係を学ぶ「環境・植物制御プログラム」、遺伝子と細胞から生命現象を理解する「遺伝子・細胞新機能プログラム」に分かれて学びます。
臨床検査技師をめざす「臨床検査学プログラム」はコースとしての募集です。

Q. 臨床検査学プログラムって?

A.先端のバイオの知識・技術を身につけた臨床検査技師を育成

遺伝子検査など遺伝子治療時代に対応した、バイオの知識と技術を身につけた臨床検査技師を養成します。

Q.卒業後は、どんな進路がありますか?

A.医薬品関連を中心に多彩な分野に就職

医薬品関連を中心に食品・化学・環境など多彩な分野に就職しています。臨床検査学プログラム受講者は国家資格である臨床検査技師資格を取得し、医療機関や検査機関への就職をめざします。

クローズアップ★学び

ケミカルバイオロジー

生命現象を化学で操作する
人類が培った新しい学問領域

抗生物質として有名な「ペニシリン」。実はアオカビが生産する物質であることを知っていますか?化学的手法を用いて生命現象を解明し、生物をコントロールする。それがケミカルバイオロジーです。抗がん剤にも植物や海洋生物由来の化合物が使われるなど、ケミカルバイオロジーに基づいた発見が医療に広く応用されています。医薬品のみならず、機能性食品や化粧品などの開発にも大いに貢献しています。講義では微生物や植物、海洋生物などから見出された50種類以上の化合物を取り上げ、医薬品開発を中心にバイオ応用事例を学びます。

アニマルバイオサイエンス学科

Q.ペットや家畜のことを学ぶ学科ですか?

A.生命現象をミクロからマクロのレベルで解明する学科です!

遺伝子、分子、細胞レベルのバイオサイエンスを基盤に、個体レベルにおける生命現象を学びます。生物の進化のナゾの解明や、再生医療に道を開くiPS細胞の研究など多彩な研究室があります。実験動物の取扱いや食品機能学、食品衛生学などを学び、医療や食の安全・安心などを通じて社会に貢献できる人材を育成します。

Q. どんな動物を扱うの?

A.実験に欠かせないモデル生物に加え、ビワマス、カスミサンショウウオも!

モデル生物であるマウスに加え、両生類のカエル、サンショウウオ、動物進化の系統樹で重要な位置を占めるホヤ、プラナリア、ヒドラなど日常ではなかなか出会わない動物を扱うことができますよ。このほか学外での実習で、家畜や野生動物についても学びます。

Q.卒業後の進路は?

A.学科の学びを生かして農業、環境、食品系に多く就職

幅広い業界に就職していますが、畜産やJAなどの農業系、環境分析などの環境系、食品系など、学科での学びを生かした進路に進んでいます。胚培養士など医療福祉分野への進路があるのも特徴です。実験動物技術者試験の特例認定校として、在学中に1級受験資格が得られます。

クローズアップ★学び

湖北動物プロジェクト

大学の立地環境を生かした
主体的な学び

多様な生物と人々が調和して暮らす湖北地域の立地条件を生かし、自然観察を起点とした主体的学習を行う実習です。野外での実体験を通して野生生物に対する知識と取り扱い技術を、生物多様性、共生の観点から修得するのが、希少種のカスミサンショウウオの生態調査と繁殖地保全プロジェクトです。水産資源の復活と拡大をめざすのが、ビワマス養殖プロジェクトと、稚魚の成育に水田を利用する魚のゆりかご水田プロジェクトです。さらに、川漁師の刺し網を琵琶湖で体験し、漁獲データを取ることで琵琶湖の水産資源の将来についても考えます。

コンピュータバイオサイエンス学科(生命情報科学)

Q.「バイオ」と「コンピュータ」ってどんな関係があるの?

A.今やコンピュータなくして生命のナゾは解けません!

生命情報科学は、今後の生命科学を切り開く新しい学問として期待されている学問領域です。コンピュータを使ってタンパク質の構造や働きをシミュレーションし、病気の原因解明や治療薬の開発につなげる、ゲノム情報を解読し生命の進化や多様性のナゾを探るなど・・・。これからの時代に求められるバイオとIT両方が学べる学科です!

Q.どんなスキルを身に付けるの?

A.最新のITスキルとバイオの知識・技術を修得

「情報生物学専門プログラム」では遺伝子解析、ゲノム解析、生体高分子解析などの知識と技術を修得。「医療情報技術専門プログラム」では医療IT産業などで活用できる高度なプログラミング技術やデータベース技術、コンピュータグラフィックスなどの知識と技術を修得。情報処理技術者などの専門資格の取得もサポートします。

Q.卒業後の進路は?

A.IT業界を中心に幅広い業界へ就職

多くのIT企業や医薬品業界、遺伝子検査会社などから注目を集めています。2015年度は全卒業生のおよそ4割がIT企業に就職しました。その他にも幅広い業界へ就職しています。

クローズアップ★学び

進化生物学

分子のレベルから
マクロ生態系まで
生物の進化を考察

生物は歴史の中で環境に適応し、姿を変えてきました。それが「進化」です。この講義では、生物進化の歴史を、姿かたちの変化のみならず、DNAやタンパク質といった分子レベルから進化の要因を解説していきます。近年のゲノム解読の発展で見えてきた最新の知見も紹介。バイオサイエンス(生命科学)は、生物や生命現象を様々な側面から細分化し、詳しく調べていきます。それを織物の横糸に例えると、進化という時間の縦糸が加わることで、生命の織りなす見事な模様(生命の本質)を理解する大きな手掛かりになると考えています。