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大学での挑戦がひらく、私の可能性。

青梅の収穫からネーミングまで
学生が自ら取り組んだ梅酒づくり

梅酒づくり
堀内 彩香さん(右)
バイオサイエンス学科臨床検査学プログラム 3年次生(新潟・県立三条東高校出身)
吉村 光葉さん(左)
バイオサイエンス学科 3年次生(三重・県立松阪高校出身)
青梅の収穫とネーミング
長浜市では日本最古にして最大規模の「盆梅展」が毎年開催され、全国的にも盆梅のまちとして広く認知されています。しかし、これまで地域のオリジナルとよべる梅酒はなく、地元酒造メーカーの佐藤酒造の呼びかけで本学の学生が主体となり、長浜市の風土に根差した梅酒づくりを開始しました。
伊吹山の麓にある梅林に出向いた学生たちは600kgにも及ぶ青梅を収穫し、一つひとつヘタを取る地道な作業を体験。ヘタを取った青梅は佐藤酒造の代表銘柄「六瓢箪」の原酒に漬け込み、毎月サンプリングを行いアルコール度数や糖度、香気成分などを時系列で分析しました。
完成した梅酒には、痩せた老木に蕾が膨らむ梅の風情を表した「痩老蕾希」の言葉にちなんで“つぼみうめ にごり”と命名し、女性層を意識した華やかな紅色と清冽な酸味をもつ新たな長浜名物として市民にお披露目しました。

動物に関わる多彩な知識を共有し
湖北地域に活躍の場を広げる

動物研究サークルでの活動
村瀬 功一郎さん(中央)
アニマルバイオサイエンス学科 3年次生(愛知・県立中村高校出身)
冨田 晃平さん(左)
アニマルバイオサイエンス学科 3年次生(京都・府立洛水高校出身)
深見 侑哉さん(右)
アニマルバイオサイエンス学科 3年次生(愛知・県立豊野高校出身)
サイエンスカフェでの活動
動物をこよなく愛する学生が集まり、動物に対する知識を深め、発表能力を養う場が動物研究サークルです。テーマに沿って月に1度、各自が調べた動物にまつわる知識を部員の前で発表し、最後に自由闊達な質疑応答を行っています。調査のテーマは多岐にわたりますが、“好きな水生生物”と題した例会では、発表者によりカブトガニの血が青く、細菌に反応して血が固まる性質が報告され、「医療に応用できるのでは?」と議論が白熱したこともありました。ほかにも、湖北野鳥センターが主催する小中学生向けのイベント「こほたん」で、子どもたちの生きもの調査をサポートしたり、市民に科学の楽しさを伝える学生団体による自主活動、「サイエンスカフェ」では採取した水生生物や昆虫を生きたまま展示するなど、動物を軸としてさらなる活躍の場を広げています。

秘められた湖国の魅力を伝えたい!
地域を盛り上げる若いチカラ

亀田 森羅さん
亀田 森羅 さん
バイオサイエンス学科 3年次生(愛知・県立春日井西高校出身)
地域のイベントで活躍する亀田さん
独創的な発想とポジティブな行動力で、滋賀県・琵琶湖の魅力を発信し続ける琵琶湖研究部。最近では、長浜市の地場産業で高級絹織物の「浜ちりめん」をPRしようと、子どもたちを対象に浜ちりめんを使ったひな人形づくりを企画しました。このイベントに向けて学生たちは織物工場を見学し、白生地を自ら染め、地元の人形作家に教えを乞うなど地道な準備を積み重ね、当日は新聞各紙が取り上げるほど地域で話題を呼びました。
また、琵琶湖の固有種で希少なビワマスを米原市の天野川に遡上させ、繁殖環境の整備に取り組む「米原市ビワマス倶楽部」に協力し、ビワマスの遡上調査を定期的に行うボランティア活動にも励んでいます。さらに、湖北を代表する春の祭礼「長浜曳山まつり」の曳き手を務めるなど、地域のイベントにも積極的に参加しています。

1年次生にして学会で発表
外来種の食性調査で高い評価を獲得

村瀬 佳乃さん
村瀬 佳乃 さん
バイオサイエンス学科臨床検査学プログラム 2年次生(三重・県立伊勢高校出身)
研究成果の発表
琵琶湖の厄介者といわれるオオクチバスやブルーギルが、一体何を食べて生きているのか。西郷甲矢人先生と麻生一枝先生の学内共同研究「外来種の食性調査」に、西郷先生が主宰する数理生物学セミナーの学生有志が協力、当時1年次生だった村瀬佳乃さんをはじめ、堀内彩香さん(2年次生)、澁谷仁寿さん、嶺井隆平さん(いずれも大学院生)が参加、その研究成果を第65回日本生態学会大会で発表しました。
この研究では、外来種の胃の内容物を目視で確認するのではなく、次世代シーケンサーを用いてDNAを網羅的に検出するメタゲノム解析を行い、オオクチバスとブルーギルの食性の種間差を明らかにしました。その結果、ブルーギルは主に水草などの植物を食べていましたが、オオクチバスは絶滅危惧種のヘソカドガイを食べていることが示唆され、外来種が生態系に与える脅威の一端を示しました。
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