No.05 小西智子さん(2009年修了〈修士〉) 株式会社日吉
No.05 小西 智子さん(2009年修了〈修士〉) 株式会社日吉
2010年10月28日
独自のノウハウと技術力で、環境や食品の安全などに係るさまざまな分析ニーズに応える株式会社日吉。今回は同社技術部分析研究課で活躍中の本学OG小西智子さんを訪問し、現在のお仕事や学生時代の話を伺いました。また、上司の中田俊芳係長と採用を担当されている総務部総務課の大角浩子係長にも加わっていただき、同社の社風や独自の取組などについてもお話しいただきました。
■今はどんな仕事をされていますか?
小西さん:今は分析研究課食品衛生係に所属し、食の安全・安心確保事業として、おもちゃの分析とお米のDNA品種鑑定の仕事を主に担当しています。おもちゃは子供が口に入れるので食品衛生法上に基づく検査が義務付けられています。コスト低減のために海外の工場でおもちゃを作って輸入する会社が多く、その関係で輸入前の検査依頼が当社に来ます。お米のDNA鑑定は、品種ごとに染色体上の特定の部位にDNAの特別な配列があるので、それをPCRで増幅してアガロース電気泳動でチェックするという仕事です。食品衛生係では残留農薬や重金属などほかにもさまざまな分析を行っていますが、分析項目ごとに担当が分かれています。
■分析を委託するお客様との打ち合わせも分析担当者の仕事ですか?
小西さん:そうですね。打ち合わせはもちろん、それ以外に営業の仕事もしています。セールスエンジニアとして分析も行い、営業も行うというのが基本的な方針です。学会で名刺交換したり、お世話になっているお客様の本社に伺ったりして営業しています。入社前は「日吉」=「分析をする場所」と思っていたので、分析室から出て人と接することはほとんどないと思っていたんです。しかし、入ってみるとそうではなくて、分析もできるし、外に出て営業もできるしということで、話好きの私にはとても合っていたと思います(笑)。こうして実験室にいるだけでなく、外にも飛び出して仕事をしていますが、これは私に限ったことではなく、当社では皆さん同じように幅広く活動しています。
中田係長:当社にも営業部隊がありますが、分析が多岐に渡ることから、なかなか全商材に手が回らないということもあり、技術者も技術営業という形で出て行ってお客様と接するようにしています。また、お客様からの問い合わせも技術部が窓口として対応するなど、技術者がお客様に対応するという事を基本的にさせてもらっています。
■今の仕事をやられていて、やりがいに感じるのはどういう瞬間ですか?
小西さん:安全に使ってもらえるようにおもちゃの分析をしている者として、子どもがおもちゃを手にとるというささやかな光景を見るだけでも、子どもの安全を守る仕事に関わっていると感じられ、非常にやりがいを感じます。お米の品種鑑定も、対象が日本人の主食と非常にやりがいを感じます。
■逆にそういう仕事だからこそ大変な部分もあると思いますが、どうですか?
小西さん:報告書を提出する際には一番緊張します。日吉は厚生労働省で食品衛生法の検査機関として登録許可を受けていますので、大学時代と異なり会社ではひとつのデータが大きな影響力を持つので、緊張感を持って取り組んでいます。
■上司や先輩に相談されることも多いんですか?
小西さん:そうですね。分からないところは上司や先輩と日々相談しながら進めています。
中田係長:日吉の社是は「社会立社・技術立社」です。その実践の一つとして、私は自分で調べた上で分からないところはどんどん質問するように部下たちに言ってきましたし、それを繰り返すなかで成長していってくれたらいいと考えています。小西さんにとっても毎日が勉強でそれが経験になると思っています。質問といっても改まった形ではなく、日々の会話の延長線上ですが。
■小西さんはどうしてこの会社に入りたいと思ったのですか?
小西さん:生まれも育ちも滋賀県で、滋賀県の環境を大事にしたいという気持ちがありました。以前からびわ湖放送で日吉のCMをずっと見ていて、環境を大切にしている会社が近くにあるんだと思っていました。日吉でなら、自分の好きな滋賀県がこれからも安全で安心に暮らしていける場所であり続けることができるよう、分析を通じて貢献できると考えて志望しました。今担当している仕事はおもちゃの分析やお米のDNA鑑定ですが、日吉の違った面を知ることができて良かったなと思っています。
■入社して1年半が経ったわけですが、今後どのような社員になっていきたいですか?
小西さん:今は日々勉強で、教えてもらう側に立っていますが、これからは自分も先輩となって後輩たちにアットホームな環境で教えていけるようになりたいと思っています。
■上司の中田さんからご覧になって本人の働きぶりはいかがですか?また今後への期待は?
中田係長:非常にまじめで、いい加減な仕事はしないですね。細かいところまで調べてきちんとした報告を出してくれるので、本当にいい人材だと思います。
■今後に期待するところはどういうところでしょう?
中田係長:今後は本人も言っていたように、後輩たちにきちんと指導ができるような、私たちが教えた以上のことを教えていけるような人になってほしいと思います。また、当社ではいろいろな仕事に取り組んでいるので、与えられた仕事をこなすだけでなく、自分で仕事をみつけてこられるような人材になってほしいですね。
■ちょっと話は変わりますが、一日の典型的な勤務のパターンはどんな感じですか?
小西さん:始業時間が8時15分なので、8時前には出社して、まずは分析の部屋の掃除から始めます。朝礼後は、おもちゃの分析とお米のDNAの分析の量に応じてですが、例えばお米のDNAの分析が溜まっているようでしたら、そちらを優先的に行い、酵素反応の時間などを利用しておもちゃの分析を行います。終業時間は5時15分なので、その時間に終わることができるよう時間配分を考えて仕事を行うようにしています。休憩時間は、昼休み45分に午前・午後の小休憩を加えて1時間です。お昼はお弁当を持ってきたり、会社が用意する仕出し弁当を注文したりする人が多いですね。
■アフターファイブはどのように過ごされていますか?
小西さん:中学校のときからバドミントンをずっとやっていて、今は水曜日の終業後と、土日に行っています。地域の方とやったり、時々バイオ大にも行って学生たちとやったりします。まだ後輩たちには負けません(笑)。あとは、会社の先輩や5人いる同期と飲みにいったりしますね。私はお酒は全然飲めないんですが、飲み会の雰囲気は大好きで、ウーロン茶で酔えます(笑)。
■学生時代のことを思い出してもらいますが、学生時代に一番力を入れたことはなんですか?
小西さん:バドミントンはもちろん力を入れましたが、一番といわれれば、勉学とアルバイトの両立です。アルバイト先が大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)でかなり遠かったのですが、家から近いとたるんでしまうような気がして、自分に鞭打って働けるところとして選びました。また、USJには世界や国内各地から人が来るので、生活資金のためだけでなく、人と接することを勉強する目的もありました。勉学もアルバイトもおろそかにすることなくやりきったことは自信となりました。
■USJではどんな仕事をされていたのですか?
小西さん:ターミネーター2:3-Dという立体映像を見ていただく映画館で1回に約700名のお客さまを誘導して、安全に上映するという仕事をしていました。そのために700名のお客様の前でマイクを持って演出をするのですが、マニュアルに頼るだけでなく自分でも独自に皆さんにどうやったら楽しんでもらえるかなどを考えて対応していました。
■アルバイトを通して結構鍛えられた部分がありそうですね?
小西さん:アルバイトをする前は本当に内気で、電車に乗っても人と話しをすることなどできませんでした。ここでアルバイトしたおかげで今の自分があると思っています。わからないことがあればすぐに上司や先輩に聞けるのもここでの経験が大きいですね。
■アルバイト以外で、今思い返して大学時代やっておいて良かったなということはありますか?
小西さん:地域の方々との交流ですね。大学のバドミントン部だけでなく、市民のバドミントンチームに参加することで、地域の方々との交流を深めることができました。今でも繋がりがありますし、やって良かったなと思います。
■就活はどのようにやっていましたか?
小西さん:最初は主に食品業界と化粧品業界に目を向けて就活したのですが、何社か受けているうちに新しい方と話せる面接がすごく楽しくなりました。緊張感はあるんですが、集団面接であれば色々な方のお話が聞けるし、自分の話も聞いてもらえるしで、すごく楽しい就職活動でした。内定まで至らなかったところも結構あるんですが、それ以上に自分が楽しんでやっているなと実感しました。
■就活のときに特に心がけたことはありますか?
小西さん:あれも言わなきゃ、これも言わなきゃと固く考えずに、今の自分を素直に表そうということを心がけていました。一言で言えば「楽しむ」ということです。緊張しすぎて何も話せなくて終わるくらいだったら、良い緊張感を持って楽しく話して、それでダメならしょうがないと思っていましたので、自分を出そうというつもりで臨みました。
■これから就活に向かう後輩たちに激励のメッセージをいただけますか?
小西さん:今は就職活動が難しくなっているし、なかなか決まらない辛さはよく分かっているつもりですが、やはり自分の将来の仕事をみつける活動なので十分に調べて、できれば自分の空気にあった会社を選ぶのがいいと思います。そして、面接のときには自分の話を押し通すだけではなくて、周りの話をよく聞くという姿勢が一番大切ではないかと思います。そういったところにも気をつけて臨んでもらえればと思います。
■小西さんは修士まで行かれていますが、修士に行って良かったという思いが強いですか?
小西さん:そうですね。修士までいったおかげで集中力がかなりつきました。朝から夜まで研究に没頭していたこともあり、入社後も、トラブルが起きて残業しなければいけない状況でも集中力を切らさずに取り組んでいけているのではないかと思っています。
■御社では、学部と修士で採用のときの扱いは異なりますか?
大角係長:学部も修士も一律の採用です。当社の場合は人物重視ということで、実は新入社員にも次の新入社員を選ぶ選考に入ってもらうようにしています。小西さんも選考メンバーのひとりとして入っており、後輩たちへのメッセージも両方の立場を経験したからこその内容だと思います。
小西さん:今年で2回目になりますが、新入社員で人を見る側に立つというのはなかなかない経験ですのでものすごく勉強になります。毎年バイオ大生も見させてもらっていますが、緊張感がすごく伝わってきますね。
■どのような人物が採用の対象となりますか?
大角係長:素直さとガッツを併せ持った人ですね。自分というものをしっかり持っていて、トラブルシューティングに強い、あきらめないタイプのひとですね。最近は何かとあきらめの早い人が多く、それが離職率を上げています。そういったところに打ち克っていける強い人がこれからの世代で中心となっていくと思います。小西さんはそうした強さを持っています。
■現場の方から見て、こんな人物がほしいというのはありますか?
中田係長:技術面は入社して1、2年すれば大体身についてくるし、逆に基礎知識は一生涯かけて身につけていくものと思っています。だから基本的な事ができていれば、あとは会社ごとのやり方に従っていけばいいと思います。私たちとしてはそれを素直に受け入れることができる人か、あるいは受け入れることができないというのであれば、その理由を証拠を示し論理的に説明できるくらいの強い人がほしいですね。
■今日はお忙しいところ本当にありがとうございました。

小西さんのお話しを聞いていると、何事も前向きに受け入れているということが伝わってきます。それと言葉の端々に感じられるのは、これまで関わってきた人たちへの感謝の気持ちです。こうした謙虚さと芯の強さが小西さんの魅力になっているのだと感じました。ぜひ今後も頑張って後輩たちのお手本になってほしいと思います。
分析業務でお忙しいところ、中田係長、大角係長と小西さんには大変丁寧に対応いただき心から感謝しております。また、ここでは取り上げませんでしたが、村田弘司社長にもご多忙の中いろいろと有益なお話しをいただきました。本当にありがとうございました。
2010年10月28日
独自のノウハウと技術力で、環境や食品の安全などに係るさまざまな分析ニーズに応える株式会社日吉。今回は同社技術部分析研究課で活躍中の本学OG小西智子さんを訪問し、現在のお仕事や学生時代の話を伺いました。また、上司の中田俊芳係長と採用を担当されている総務部総務課の大角浩子係長にも加わっていただき、同社の社風や独自の取組などについてもお話しいただきました。
■今はどんな仕事をされていますか?
小西さん:今は分析研究課食品衛生係に所属し、食の安全・安心確保事業として、おもちゃの分析とお米のDNA品種鑑定の仕事を主に担当しています。おもちゃは子供が口に入れるので食品衛生法上に基づく検査が義務付けられています。コスト低減のために海外の工場でおもちゃを作って輸入する会社が多く、その関係で輸入前の検査依頼が当社に来ます。お米のDNA鑑定は、品種ごとに染色体上の特定の部位にDNAの特別な配列があるので、それをPCRで増幅してアガロース電気泳動でチェックするという仕事です。食品衛生係では残留農薬や重金属などほかにもさまざまな分析を行っていますが、分析項目ごとに担当が分かれています。■分析を委託するお客様との打ち合わせも分析担当者の仕事ですか?
小西さん:そうですね。打ち合わせはもちろん、それ以外に営業の仕事もしています。セールスエンジニアとして分析も行い、営業も行うというのが基本的な方針です。学会で名刺交換したり、お世話になっているお客様の本社に伺ったりして営業しています。入社前は「日吉」=「分析をする場所」と思っていたので、分析室から出て人と接することはほとんどないと思っていたんです。しかし、入ってみるとそうではなくて、分析もできるし、外に出て営業もできるしということで、話好きの私にはとても合っていたと思います(笑)。こうして実験室にいるだけでなく、外にも飛び出して仕事をしていますが、これは私に限ったことではなく、当社では皆さん同じように幅広く活動しています。
中田係長:当社にも営業部隊がありますが、分析が多岐に渡ることから、なかなか全商材に手が回らないということもあり、技術者も技術営業という形で出て行ってお客様と接するようにしています。また、お客様からの問い合わせも技術部が窓口として対応するなど、技術者がお客様に対応するという事を基本的にさせてもらっています。
■今の仕事をやられていて、やりがいに感じるのはどういう瞬間ですか?
小西さん:安全に使ってもらえるようにおもちゃの分析をしている者として、子どもがおもちゃを手にとるというささやかな光景を見るだけでも、子どもの安全を守る仕事に関わっていると感じられ、非常にやりがいを感じます。お米の品種鑑定も、対象が日本人の主食と非常にやりがいを感じます。
■逆にそういう仕事だからこそ大変な部分もあると思いますが、どうですか?
小西さん:報告書を提出する際には一番緊張します。日吉は厚生労働省で食品衛生法の検査機関として登録許可を受けていますので、大学時代と異なり会社ではひとつのデータが大きな影響力を持つので、緊張感を持って取り組んでいます。
■上司や先輩に相談されることも多いんですか?
小西さん:そうですね。分からないところは上司や先輩と日々相談しながら進めています。
中田係長:日吉の社是は「社会立社・技術立社」です。その実践の一つとして、私は自分で調べた上で分からないところはどんどん質問するように部下たちに言ってきましたし、それを繰り返すなかで成長していってくれたらいいと考えています。小西さんにとっても毎日が勉強でそれが経験になると思っています。質問といっても改まった形ではなく、日々の会話の延長線上ですが。
■小西さんはどうしてこの会社に入りたいと思ったのですか?
小西さん:生まれも育ちも滋賀県で、滋賀県の環境を大事にしたいという気持ちがありました。以前からびわ湖放送で日吉のCMをずっと見ていて、環境を大切にしている会社が近くにあるんだと思っていました。日吉でなら、自分の好きな滋賀県がこれからも安全で安心に暮らしていける場所であり続けることができるよう、分析を通じて貢献できると考えて志望しました。今担当している仕事はおもちゃの分析やお米のDNA鑑定ですが、日吉の違った面を知ることができて良かったなと思っています。
■入社して1年半が経ったわけですが、今後どのような社員になっていきたいですか?
小西さん:今は日々勉強で、教えてもらう側に立っていますが、これからは自分も先輩となって後輩たちにアットホームな環境で教えていけるようになりたいと思っています。
■上司の中田さんからご覧になって本人の働きぶりはいかがですか?また今後への期待は?
中田係長:非常にまじめで、いい加減な仕事はしないですね。細かいところまで調べてきちんとした報告を出してくれるので、本当にいい人材だと思います。
■今後に期待するところはどういうところでしょう?
中田係長:今後は本人も言っていたように、後輩たちにきちんと指導ができるような、私たちが教えた以上のことを教えていけるような人になってほしいと思います。また、当社ではいろいろな仕事に取り組んでいるので、与えられた仕事をこなすだけでなく、自分で仕事をみつけてこられるような人材になってほしいですね。
■ちょっと話は変わりますが、一日の典型的な勤務のパターンはどんな感じですか?
小西さん:始業時間が8時15分なので、8時前には出社して、まずは分析の部屋の掃除から始めます。朝礼後は、おもちゃの分析とお米のDNAの分析の量に応じてですが、例えばお米のDNAの分析が溜まっているようでしたら、そちらを優先的に行い、酵素反応の時間などを利用しておもちゃの分析を行います。終業時間は5時15分なので、その時間に終わることができるよう時間配分を考えて仕事を行うようにしています。休憩時間は、昼休み45分に午前・午後の小休憩を加えて1時間です。お昼はお弁当を持ってきたり、会社が用意する仕出し弁当を注文したりする人が多いですね。
■アフターファイブはどのように過ごされていますか?
小西さん:中学校のときからバドミントンをずっとやっていて、今は水曜日の終業後と、土日に行っています。地域の方とやったり、時々バイオ大にも行って学生たちとやったりします。まだ後輩たちには負けません(笑)。あとは、会社の先輩や5人いる同期と飲みにいったりしますね。私はお酒は全然飲めないんですが、飲み会の雰囲気は大好きで、ウーロン茶で酔えます(笑)。
■学生時代のことを思い出してもらいますが、学生時代に一番力を入れたことはなんですか?
小西さん:バドミントンはもちろん力を入れましたが、一番といわれれば、勉学とアルバイトの両立です。アルバイト先が大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)でかなり遠かったのですが、家から近いとたるんでしまうような気がして、自分に鞭打って働けるところとして選びました。また、USJには世界や国内各地から人が来るので、生活資金のためだけでなく、人と接することを勉強する目的もありました。勉学もアルバイトもおろそかにすることなくやりきったことは自信となりました。
■USJではどんな仕事をされていたのですか?
小西さん:ターミネーター2:3-Dという立体映像を見ていただく映画館で1回に約700名のお客さまを誘導して、安全に上映するという仕事をしていました。そのために700名のお客様の前でマイクを持って演出をするのですが、マニュアルに頼るだけでなく自分でも独自に皆さんにどうやったら楽しんでもらえるかなどを考えて対応していました。
■アルバイトを通して結構鍛えられた部分がありそうですね?
小西さん:アルバイトをする前は本当に内気で、電車に乗っても人と話しをすることなどできませんでした。ここでアルバイトしたおかげで今の自分があると思っています。わからないことがあればすぐに上司や先輩に聞けるのもここでの経験が大きいですね。
■アルバイト以外で、今思い返して大学時代やっておいて良かったなということはありますか?
小西さん:地域の方々との交流ですね。大学のバドミントン部だけでなく、市民のバドミントンチームに参加することで、地域の方々との交流を深めることができました。今でも繋がりがありますし、やって良かったなと思います。
■就活はどのようにやっていましたか?
小西さん:最初は主に食品業界と化粧品業界に目を向けて就活したのですが、何社か受けているうちに新しい方と話せる面接がすごく楽しくなりました。緊張感はあるんですが、集団面接であれば色々な方のお話が聞けるし、自分の話も聞いてもらえるしで、すごく楽しい就職活動でした。内定まで至らなかったところも結構あるんですが、それ以上に自分が楽しんでやっているなと実感しました。
■就活のときに特に心がけたことはありますか?
小西さん:あれも言わなきゃ、これも言わなきゃと固く考えずに、今の自分を素直に表そうということを心がけていました。一言で言えば「楽しむ」ということです。緊張しすぎて何も話せなくて終わるくらいだったら、良い緊張感を持って楽しく話して、それでダメならしょうがないと思っていましたので、自分を出そうというつもりで臨みました。
■これから就活に向かう後輩たちに激励のメッセージをいただけますか?
小西さん:今は就職活動が難しくなっているし、なかなか決まらない辛さはよく分かっているつもりですが、やはり自分の将来の仕事をみつける活動なので十分に調べて、できれば自分の空気にあった会社を選ぶのがいいと思います。そして、面接のときには自分の話を押し通すだけではなくて、周りの話をよく聞くという姿勢が一番大切ではないかと思います。そういったところにも気をつけて臨んでもらえればと思います。
■小西さんは修士まで行かれていますが、修士に行って良かったという思いが強いですか?
小西さん:そうですね。修士までいったおかげで集中力がかなりつきました。朝から夜まで研究に没頭していたこともあり、入社後も、トラブルが起きて残業しなければいけない状況でも集中力を切らさずに取り組んでいけているのではないかと思っています。
■御社では、学部と修士で採用のときの扱いは異なりますか?
大角係長:学部も修士も一律の採用です。当社の場合は人物重視ということで、実は新入社員にも次の新入社員を選ぶ選考に入ってもらうようにしています。小西さんも選考メンバーのひとりとして入っており、後輩たちへのメッセージも両方の立場を経験したからこその内容だと思います。
小西さん:今年で2回目になりますが、新入社員で人を見る側に立つというのはなかなかない経験ですのでものすごく勉強になります。毎年バイオ大生も見させてもらっていますが、緊張感がすごく伝わってきますね。
■どのような人物が採用の対象となりますか?
大角係長:素直さとガッツを併せ持った人ですね。自分というものをしっかり持っていて、トラブルシューティングに強い、あきらめないタイプのひとですね。最近は何かとあきらめの早い人が多く、それが離職率を上げています。そういったところに打ち克っていける強い人がこれからの世代で中心となっていくと思います。小西さんはそうした強さを持っています。
■現場の方から見て、こんな人物がほしいというのはありますか?
中田係長:技術面は入社して1、2年すれば大体身についてくるし、逆に基礎知識は一生涯かけて身につけていくものと思っています。だから基本的な事ができていれば、あとは会社ごとのやり方に従っていけばいいと思います。私たちとしてはそれを素直に受け入れることができる人か、あるいは受け入れることができないというのであれば、その理由を証拠を示し論理的に説明できるくらいの強い人がほしいですね。
■今日はお忙しいところ本当にありがとうございました。

小西さんのお話しを聞いていると、何事も前向きに受け入れているということが伝わってきます。それと言葉の端々に感じられるのは、これまで関わってきた人たちへの感謝の気持ちです。こうした謙虚さと芯の強さが小西さんの魅力になっているのだと感じました。ぜひ今後も頑張って後輩たちのお手本になってほしいと思います。
分析業務でお忙しいところ、中田係長、大角係長と小西さんには大変丁寧に対応いただき心から感謝しております。また、ここでは取り上げませんでしたが、村田弘司社長にもご多忙の中いろいろと有益なお話しをいただきました。本当にありがとうございました。


