長浜バイオクラスターネットワーク事業が本格化
長浜でのバイオ関連産業クラスターの形成・発展を目指し、長浜サイエンスパーク内の本学・企業シーズを活用しながら必要な事業等を積極的かつ機動的に行い、産業振興及び地域振興に活かしていくための産学官連携のネットワーク組織である「長浜バイオクラスターネットワーク」を本学、長浜市、一般社団法人バイオビジネス創出研究会、長浜商工会議所、浅井商工会、びわ商工会ともに平成21年5月に設立した。
| 主要製品・案件 | 主な事業内容 | ネットワーク拠点 |
|---|---|---|
| ●医療・創薬・健康 | ||
| ゲノム創薬 | 光増感抗がん剤開発 | 株式会社フロンティアファーマ |
| アクアリスベラ、AIDソープ | エステ・健康食品販売、ダイエットサプリ開発 | 株式会社フィジカル |
| マゴットセラピー | ヒロズギンバエの幼虫を用いた難治性創傷治療、含有有効成分抽出及び開発。 | 株式会社バイオセラピーメディカル |
| 動物用カオダニ除去石鹸 | 動物用カオダニ除去石鹸の開発 | 日本バイオ医薬株式会社 |
| 再生医療 | 組織再生と体質改善を促す機能性分子を含む商品群の開発・製造・販売 | 株式会社ワンセル |
| ●分析・機器 | ||
| 第2世代DNAインク | 実用可能な認証用DNA含有インクの開発 | 長浜バイオラボラトリー株式会社 |
| 高速度迅速病原因子検出法 | 蛍光分析を応用したウイルスなどの検査技術の開発 | 長浜バイオ大学・滋賀県工業技術センター等共同研究グループ |
| もろみ工程のFA化 | 酒類製造業向けFAシステムの開発 | 株式会社コンパッソ |
| ●アグリバイオ | ||
| 高機能穀粉 | 発芽種子から有用物質を抽出する技術を新食材開発に応用。発芽穀物から高機能素材を市場に投入し、ウエルネスとアンチエイジング効果を提供 | 株式会社シードライフテック |
| 野菜工場システム | 新型照明HEFLを用いた植物工場システムと工場野菜の販売 | 日本アドバンストアグリ株式会社 |
| 酵素処理搾汁技術 | 規格外等の果実全体を独自技術でなめらかなペーストにする。風味が良く、素材の特徴が生かされる。また、高い歩留まりで製品化でき、廃棄物も出ず環境にも優しい。 | 星野科学株式会社 |
| ●環境系 | ||
| マイクロバブル水発生装置 | 殺菌性を有するマイクロバブル水発生装置の製造販売 | 関西オートメ機器株式会社 |
| バックパワー | 発酵菌を利用した有機廃棄物処理 | 有限会社小森バイオ研究所 |
| 環境ホルモン測定キット | 環境評価技術 | 株式会社日吉 |
| スナゴケ稚苗 | 効果的なコケ緑化ビジネス形成を目指した緑化用コケの大量製造技術の開発 | 株式会社明豊建設 |
| 濃縮複合酵素 | 環境改善ビジネスを目指した水質・土壌浄化等の複合酵素応用技術の開発 | 株式会社美創技研 |
| ●プロジェクト等 | ||
| 長浜バイオインキュベーションセンター、長浜バイオ大学、サイエンスパーク立地企業のコア技術を基に地元企業や農業者等と連携し、新事業創出や地域ブランド創出プロジェクトを多数展開。 | ||
| ●マッチング事業等 | ||
| 他地域のクラスター組織と連携したマッチングイベントや、環境ビジネスメッセの集客力を利用したマッチング事業等を多く展開。国内だけにとらわれず海外に向けた支援事業も展開。 | ||
本学教員が携わったバイオ事業

太田先生との共同研究で、有用物質を
高発現させた大豆の発芽種子などを事業化へ
(株)シードライフテックは、長浜バイオインキュベーションセンターに入居している企業です。特殊な環境下で種子を発芽させることにより、有用成分を増加させる技術を世界に先駆けて開発し、高度発芽プロトコルを確立しました。このプロトコルにより、様々な種子や豆類から利用価値の高い有用物質が生成されることが確認されています。
2010年から特定栄養成分や高機能成分を多く含有する「発芽大豆ミックスR」を発売していますが、これは本学の太田伸二教授が研究責任者となり実施した、「発芽種子由来有用物質のスクリーニングと事業化開発」等での共同研究の成果が結実したものと言えます。

蔡先生との共同研究の成果で、高付加価値の
植物生産手法を確立
長浜バイオインキュベーションセンター入居企業であり、植物工場事業の成功で一躍有名となった日本アドバンストアグリ(株)。親会社のツジコー(株)が開発したHEFL照明を利用した植物工場事業への応用が特色です。
露地物野菜の栽培には永年にわたる農家の方々の地道なノウハウの積み重ねがありますが、植物工場成功の陰には、照射光の波長や照射時間の変化により育成時間の短縮やビタミン、ミネラル類・ポリフェノール類など有用物質の含有量を変化させ、栄養価や機能性を高めた付加価値の高い植物の生産手法を確立させた本学の蔡晃植教授による共同研究成果が大きく貢献しています。
2010年からは、新たに植物工場野菜として長浜産のアイスプラント(ツブリナR)を製造・発売しています。


