
実験・実習機器は、実学を重視した本学らしく、第一線のバイオ企業で活躍している機器が揃っており、教育と研究を力強くサポートしています。

透過電子顕微鏡
Windows搭載のPCにより制御される最新型の透過電子顕微鏡で、TVカメラを装備し自動焦点機能を持っています。加速電圧は120kVまで可能です。生物材料の観察に適した仕様になっています。光学顕微鏡の約千倍の解像力を持つため、タンパク質などの高分子集合体、ウイルス、細胞内微細構造の観察が可能です。

共焦点レーザ走査型顕微鏡
光源にレーザを用いた光学顕微鏡で、厚みがある生物試料などであっても、ある一面だけの焦点の合ったきれいな画像を得ることが出来ます。また、色々な焦点で観察した画像をコンピュータで再構築し、試料の三次元画像を得ることも可能です。

高速並列計算機
ゲノム解析やタンパク質構造予測等、高速の演算処理が必要ですが、この計算機はデータ容量の小さい計算から比較的大規模な数値演算までバランスよく処理できます。さらに複数の研究者・学生が同時にアクセスし別個の計算命令を並行して実行できるため、大量データの迅速な処理、高度な演算処理を可能にします。

高速液体クロマトグラフ質量分析計
タンパク質の電気泳動ゲル内消化産物をマイクロLCで分離してそれぞれの分子量を測定してタンパク質の同定を行うプロテオームの研究や、完全に精製していない低分子有機化合物をマイクロLCにより分離して各成分の分子量を測定するドーターイオン解析で成分の同定と構造解析を行うのに使用します。

蛋白質微量精製システム
(高速液体クロマトグラフ)
種々の生体試料に含まれる微量の蛋白質やペプチドなどの生体物質を分離、精製、分取するために使用します。質量分析計と組み合わせることによって、生体物質の分離、精製、構造解析を行うことができます。

飛行時間型質量分析計
蛋白質、糖、核酸などの生体物質の精密な分子量を簡便、迅速に、かつ微量試料を用いて測定する装置です。また、蛋白質やペプチドのアミノ酸配列、糖の鎖状構造を解析するためにも使用します。

ガスクロマトグラフ質量分析計
極微量の揮発性物質や低分子物質を混合物の状態で注入してガスクロマトグラフによって含有成分を分離し、各成分ピークを質量分析法で高感度に分析する装置。植物に含まれる香料成分や食品の添加物の分析あるいは環境ホルモンの検出などに用います。

単結晶X線解析装置
蛋白質などの生体物質は、三次元構造を持つことによって機能を発揮します。蛋白質や、蛋白質と蛋白質、蛋白質と核酸との複合体などの生体高分子の単結晶を作成し、それらの立体構造を精密に解析するために使用します。

DNAシーケンサー
DNA塩基配列の解析とデータ処理などに使用します。ポリマー充填、サンプルインジェクション、分離、検出、データ解析が完全に自動化され、全分析が完了するまでの操作は一切不要なため、多数のサンプル解析が可能です。ポリマーによる分離機能やCCDカメラによる蛍光検出機器の高性能ももち合わせています。

原子吸光分光光度計
試料溶液中の微量の金属を高温で原子化し、特定の波長の光を当てて各金属元素濃度を測定する装置。環境試料中の銅やマンガンあるいは植物や食品に含まれるカルシウム、マグネシウムなどの含有量を調べることができます。

赤外分光光度計
赤外線を波長を変えながら分子に照射して、分子の振動運動を調べる装置です。医薬品、プラスチック、食品添加物、大気汚染物質などの分析に使用します。

セルソーター
個々の細胞を解析し分離することができ、細胞を基盤とした様々な基礎研究、特に組織・細胞集団から特定の細胞だけを分取し、細胞をツールとして利用するための前処理に活用されます。細胞からの蛍光をレンズを介さず光ファイバーで直接検出器に導き、各励起光による蛍光が混じり合う前に検出することが可能です。

ルミノ・イメージアナライザー
化学発光法、蛍光・ケミフローレンス法(Blue-LED)のサンプルを高感度に検出するとともにデジタル画像として画像処理や定量解析を簡単に実現することができます。

円偏光二色性分光光度計
生体物質の絶対配置を決定したり、光学純度を測定し、それらの定量、定性、純度の検定などを行う装置です。タンパク質の二次構造や三次構造の情報を得ることも出来ます。

フルオロ・イメージアナライザー
3波長レーザー(473/532/633nm)を搭載し、23×40cmのサンプルサイズまで対応できる蛍光画像解析システム。最小画素サイズは50μm。ほとんどすべての蛍光色素に対応しています。イメージングプレートを使用した画像も解析できます。

左:核磁気共鳴装置(NMR)
強磁場(9.4テスラ:約9万ガウス)中においた試料溶液に電磁波を照射して、原子核の共鳴現象を観測する装置です。薬品や農薬などの有機化合物、ビニールやポリエチレンなどの高分子材料、糖、核酸やペプチドなどの生体物質の構造解析に最も威力を発揮します。
右:液体窒素自動供給装置
大気中から窒素ガスを分離して低温で液化することによって液体窒素を製造し、冷媒として供給する装置です。生体物質の構造解析や酵素反応の追跡に不可欠な核磁気共鳴装置の超伝導磁石へ液体窒素を定期的に供給するほか、細胞を長期間安定に保存したり、不安定タンパクなどの試料を瞬間凍結処理するために使用します。

CatWalk(マウス・ラット用自動ゲイト解析システム)
マウス・ラットのゲイト(足跡の物理形状から歩行パターンまで)の情報を収集解析し、運動能力や感覚(特に痛み)を評価するシステムです。動物の足跡の撮像ビデオより、足跡の長さ・幅・接地面積・接地時間・接地圧をリアルタイムに計測・表示します。さらに、各々の足跡の変化や滞空時間・ 滞空スピード(スウィング速度)なども算出し、歩行のパラメーターも詳細に解析できます。本システムは、トレッドミルを使った「強制歩行」ではなく動物の「自発歩行」の情報を利用することで、より自然な歩行情報を得られるのが特徴です。


