理事長挨拶
「行動する思考人」としての高度バイオ人材を育成
関西文理総合学園の歩みと展望

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京都人文学園のDNAを受け継ぐ学園
本学は開学から9 年目を迎えた新しい大学ですが、本学を運営する関西文理総合学園のルーツは、あの忌わしい戦争に敗北し、不戦平和・民主主義を国是として新しい国づくり、人づくりに立ち上がった1946 年にまで遡りま す。
戦争により学ぶ機会を奪われた若者たちに、再び真理をつかむ学び舎を提供しようと考えた、京都の文化人たちが設立した京都人文学園(初代学園長・新村 猛)がその前身です。人文学園は建学の理念に、平和とヒューマニズムを何よりも尊び、豊かな人間性と科学的合理主義を兼ね備えた「行動する思考人」の育成を掲げてきました。この理念は、本学園と大学に引き継がれ、2011 年で65 年となり、その伝統と実績を誇りとしています。
本学園はこの基本理念を、21 世紀が要請する教育・研究の今日的な課題、すなわち「人権と平和、環境と福祉を何よりも大切にし、そのために科学技術の成果を活かす教育と研究」に具現化すことに努めてきました。本学においては、地球規模での危機の深化のもとで、「持続可能な人類社会」の構築に貢献できる大学教育を実践しています。言い換えれば、「環境世紀」を拓き、その進歩発展に寄与する「世界に通用する、行動する思考人としての高度バイオ人材」を育成することです。
未来志向の学園発展中期ビジョン
本学園では新たな学園の発展に向けて、次の4つの事業を重点に学園ビジョンを検討しています。
(1)バイオを総合的かつ高度に学ぶ全国で唯一のバイオ系単科大学として、施設の充実を含む教育・研究の一層の充実・発展に努め、その一環として、新学科・学部の開設も「構想」しています。
(2)順調に成果を挙げている滋賀医科大学との「びわ湖バイオ医療学」の創出めざす大学間連携事業の目標である、「共同大学院」開設に向けては、両大学間の協力をさらに強め実現を図ります。
(3)留学生交流や共同研究など、昨年締結した滋賀医科大学、中国・東北大学との「三大学学術交流協定」の具体化を軸に、欧米や中国・韓国の大学との国際交流活動を本格化させていきます。
(4)本学を核とした「長浜バイオサイエンスパーク」の完成を受け、本学の研究成果が事業化や産業化に役立ち、地域の活性化に貢献できるよう、次なる拡充・発展計画を地元自治体や経済界に広く呼びかけ、実現に努力します。
人文学園の創立から65 周年を迎える今年度、本学は改めて、時代と社会 が求める教育・研究事業に的確かつ旺盛に応えて、限りない学園事業の発展に邁進していく決意を新たにしています。


