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山本章嗣教授がハマヒルガオの保護活動に参加

11月に実施た移植作業守山市の琵琶湖沿岸にはハマヒルガオが自生しています。琵琶湖400万年の歴史の中で海から陸封され、遺伝子から見ても独自の進化を遂げている貴重な植物です。しかし、近年の環境悪化により守山市のハマヒルガオ群落が消えようとしていました。

地元の方は、25年来、群落保護に多大な努力を払ってこられました。今年は、消失した群落部分を補うため、現地の種子を大切に集め、苗を植えつけられました。ハマヒルガオの種子は発芽率が極めて低く、濃硫酸処理などを行う必用があります。保存会からの依頼により、長浜バイオ大学で濃硫酸処理を行いました。

うまく芽生えたようで、「守山市第一なぎさ公園です。5月下旬から6月上旬にかけてかわいいピンクの花を咲かせるので是非見にきてください。と山本先生は話しています。

*文中写真「11月に行われた移植作業」と下部左側「植え付け後のハマヒルガオ」は、保存会が撮影されたものです。下部右側は山本先生の撮影で、遠くに比良山系、黄色いつるはマメ科の寄生植物のネナシカヅラです。

植え付け後のハマヒルガオハマヒルガオ