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実験動物慰霊祭と動物実験教育訓練を開催しました

DSC_0015 2014年度長浜バイオ大学実験動物慰霊祭と動物実験に関する教育訓練を、2月16日に開催し、アニマルバイオサイエンス学科の学生を中心に309人の学生、院生、教職員が参加しました。本学では、学生実験や研究活動で使われた実験動物を悼み感謝するために毎年慰霊祭を開催するとともに、動物実験の意義とあり方を考える場として、同時に教育訓練を実施しています。

 挨拶の中で三輪正直学長は、ヒトを対象にする科学実験のあり方についてのヘルシンキ宣言に「動物の福祉の尊重」が盛り込まれていることを紹介しながら、改めて動物実験の基本理念である「3Rs」の実践を呼びかけました。
 実験附属施設長の野村慎太郎先生は、今年度の動物実験の状況を報告したのち、動物実験は社会に貢献するために行っているということを忘れないで欲しいと改めて訴えました。そして、実験に貢献した実験動物に感謝の意を込めて参加者全員で黙祷を捧げました。
DSC_0007 Dr.Nomura
 この後行われた動物実験の教育訓練では、iPS細胞と脳との同化確認など最近の動物実験、動物実験に対する社会の反応を紹介しながら、永井信夫先生が動物実験の必要性、実験のルール、社会的・科学的な側面から適正な動物実験と実験の流れ、安全管理について講義、「動物の命を奪い実験することを理解し、3Rsでリスクを減らすことが必要」と力説しました。これに続いて齊藤修先生が、本学の実験附属施設を利用するための規定を、実際の利用の流れに基づいて解説、施設管理者の水戸直助手が、VTRで具体的な利用の仕方を紹介しました。
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