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理事長のメッセージ

学校法人 関西文理総合学園
理事長 若林 浩文

持続可能な社会を実現する人材の育成

若林浩文 理事長

 国連は、世界の貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目標とする普遍的な行動を、2016年に呼びかけました。持続可能な開発のための、2030年までに達成する17のグローバル目標と169のターゲットからなる、この国連の開発目標は「SDGs」と呼ばれ、世界中で取り組みが広がっています。
 長浜バイオ大学においても、SDGs に基づいて“豊かに働き生活できる彦根・長浜地域の創出”を基本理念に、大学・自治体・経済界が一体となったプラットフォームを結成し、地域貢献と地域社会で活躍する人材の育成に取り組んでいます。本学で学ぶバイオサイエンスの知識と技術は、食料エネルギー、健康と医療、地球環境の保全という各分野で大きな力を発揮することでしょう。

七十余年の歴史を引き継ぐ学園

 長浜バイオ大学のルーツは、1946年に京都で設立された京都人文学園に遡り、すでに七十余年の歴史を有しています。大規模空襲の災禍を免れ、自由を手にした京都の知識人たちは、「人類のために、生きとし生けるものの福祉のために尽くすべき世界公民の扶育を念願とする人文主義の精神による教育」をめざして京都人文学園を創設しました。
 この学園が目標としたのは、平和な日本と「行動の人として思考し、思考の人として行動する」近代人の養成です。本学はその精神を継承し、バイオサイエンス分野での「行動する思考人」の育成に努めています。みなさんが大学で、単なる知識と技術の集積ではなく、それを使い判断し応用する力、また主体的に学び協働する力、すなわち「人間力」を養うことを期待しています。
 本学は、教職員一丸となり、みなさんを支援することをお約束します。